2017年7月24日月曜日

白州尾白川・神宮川

土曜日の子育てで久しぶりに膝が爆発した。歩くだけで痛い。ここまでの痛みは数年ぶり。

日曜日は川で魚を捕らえよう、ついでに冷たい川の水で膝もアイシングされるはずだと、再び白州尾白川に向かった。前回の反省を活かして、確実にクラッシュパッドを車に積んだ。

しかし、現地は小雨。

しょうがないので、神宮川の視察に足を伸ばした。写真で見たことのあるデカイスラブは発見したが、そこからは川には降りられない。橋の手前のちょっとした隙間から川に降り、時々ポツポツと降ってくる小雨にもかかわらず、子供達のリクエストにより川で遊ぶことになった。

この辺りの神宮川は、キャンプ場の尾白川よりも浅く、岩も小さい。子供にとっては遊びやすい様だ。しかし、魚を取るには向いていない。膝のアイシングにも向かないだろう。

川遊びはほどほどで切り上げて、平山郁夫シルクロード美術館に向かった。規模は小さいが、シルクロードを描いた対になった絵画も、パキスタン、アフガニスタンからやってきた彫刻も、素晴らしかった。子供達も興味しんしんであった。

それから、中途半端な時間だがお腹が減ったので、清里ROCK。何を食べてもうまい。子供達をメーリーゴーランドに乗せ、大きな満足を得て帰宅した。

岩は登れなかった。

2017年7月20日木曜日

完全なる酒乱 & バンザイジャム@小川山

連休二日目の尾白川キャンプからの帰りは、中央道の渋滞が25km。家に着いたのは11時過ぎ。川遊びの疲れもあり、泥のように眠っていた午前3時。寝返りを打った娘の拳が僕の鼻にクリーンヒット。鼻血がブッシャーーー!と吹き出た。

寝不足で迎えた連休最終日、小川山でクライミング。

行き先は駐車場で相談という行き当たりばったりのクライミングで、砦岩前衛壁へ向かった。目指すは、完全なる酒乱!まだワイドクラックをほとんど登ったことがなかった2014年に挑んで、見事に跳ね返されたルートだ。

今回は登る気満々。意気揚々とスクイーズ・チムニーに全身をねじ込んだ。スクイーズチムニーのセオリーがわからないのでなぜだか知らないが、なんとなくこのワイドクラックでは僕は左肩を入れる。岩の奥に顔を向けて、左足の踏み込む力で、ズリズリと体をねじ込んでいく。十分に体が上がったところで、今度を顔を岩の外に向け、右足を上げていく。首を回して顔の向きをかえた時、鼻が壁面に擦れた。

鼻血ブッシャーーー!










僕の完全なる酒乱は終わった。

あとは、トップロープで練習して、それからバンザイジャムもトップロープで練習して終わり。大きな水晶を見つけたのが最大の成果であった。

2017年7月18日火曜日

白州尾白川ボルダー・キャンプ

白州尾白川ボルダーのある白州観光尾白キャンプ場、すっかり気に入ってしまった。

3連休の初日の土曜日、お昼前に到着すると、すでにめぼしい立地にはテントが張られていたが、木陰の平らな場所にテント、タープ、ハンモックを設置するスペースを確保した。しかるのちに、食料の調達。白州には、立川から移転したパン屋の「ゼルコバ」がある。キャンプ場から車で15分。白州の道の駅にも立ち寄った。以前食べてその美味しさに感動した梨は、さすがにまだない。桃は多数。あと、無駄に多品種のトマト、うまい。

初日のメイン・イベントは川遊び。前回は準備が不十分で膝下までつかったくらいだったが、今回は水着にゴーグルまで用意している。全身ずぶ濡れで存分に楽しんだ。ただ、水は冷たく、上の娘はしばらく遊ぶと唇が紫色になってしまって、ギブアップ。下の娘はまったく動じず、いつまでも遊び続けた。

夜は焚き火と花火。このキャンプ場は直火での焚き火を楽しめる。キャンプ場内には焚き火になる木があまり落ちていないが、飛び石で対岸に渡れば採りたい放題だ。夜にはテントはさらに増え、キャンプ場内はびっしりとテントで埋め尽くされた。

二日目は、早々に、子供達が大好きな白玉団子作りに取り組んだ。混ぜてゆでるだけ、超楽チンな割に子供の満足度は高い。

それから、ハンモック。子供達はハンモックが大好きだ。大きく揺らしてあげるとテンション鰻登り。そして最後は揺れるハンモック上で揉め事を起こして落下するのがいつものパターンだ。今回は一人が腰から落下した反動でもう一人は頭から落下し、おでこに擦りキズを作って号泣していた。

気温の上がったお昼頃、二度目の川遊び。二日目はもういいかと思っていたが、下の娘の強い要望により敢行することになった。水が得意とは言えない娘たちも、二日目になると多少慣れてくるようで、より深い場所まで足を伸ばすようになった。しばらくすると川魚が多数姿を現し、居合わせたファミリーが貸してくれた網で獲ったら子供達は大喜びで手づかみしていた。

その他にも盛りだくさんのキャンプはあっという間に終わりを迎えた。

子供達が大きくなり、親も慣れてきて、キャンプの荷物も随分と少なくて済むようになり、気軽にキャンプに行けるのが嬉しい。今回も、車の荷室には随分と空きスペースがあり、余裕ができたものだと思っていた。

そしたら、クラッシュパッドを積むのをすっかり忘れていた。MNS(マットないっす)。

2017年7月11日火曜日

クレイジー・ジャム&Edge of Extinction a.k.a プラトニック・ラブ@小川山

梅雨の晴れ間に乗じて、のりさんと小川山。

前回は濡れていて取り付くことができなかったクレイジー・ジャムのオンサイト・トライを敢行した。長い間暖めてきた挑戦である。ここのところ小川山で5.10中盤のトラッド・ルートをロープソロでオンサイトしていて、準備は万端だ。

親指岩、かの有名な小川山レイバックの裏面にあるこの割れ目は、出だしのシンハンドから徐々に広がり、上部ではいかにもワルイ風貌のフレアしたオフウィズスに広がっている。堂々とした姿のメガ・クラシックの1つだ。

出だしのシンハンドは、僕が最も苦手とするサイズ。一手を出したところで早くも行き詰まる。一先ず精神の安定を与えてくれるカムを一本セットし、クライム・ダウン。仕切り直して苦手のシンハンドを試みるが、この苦手のサイズは如何ともしがたく、30分ほど可能性のないジャムの真似事を繰り返しただろうか。ようやくレイバックで勝負する決心がついた。

シンハンドサイズをレイバックで抜けると、そこにはバチ効きのハンドサイズが待っていた。下から予想した通り、確かに待っていた。わずか2手ほど。ハンドサイズのクラックはすぐにわずかに広がり、僕が最も苦手とするワイド・ハンド・サイズに広がった。禁断の虫様筋を駆使した力任せのハンド・ジャムを繰り出し、落ちそうになりながらカムをセットし、前進する。

クラックはそこからフレアしたオフウィズスに広がる。フットジャムが効きづらくなってきた。僕が最も苦手とするサイズだ。力任せのハンド・ジャムにコミットし続ける左手一本を頼りに、ズリズリと体を引き上げた。あと少しで、この苦行から逃れることができる。

フレアしたオフウィズスの最終局面、クラックは下びらきになり、最も辛い部分だ。ここで、ギアループからヘリウム・フレンズの4番を取り出した。キャメ3とキャメ4の間を埋める秘密兵器。効きは、イマイチ。不安を押し殺しわずかに体を引き上げ、次はこのセクションのプロテクションとしては最後に残ったキャメの4番をセット。効きは、イマイチ。

苦手のオフウィズスの終了まであと僅かだが、さっきから虫様筋頼りの力任せの ハンド・ジャムを続けている左手はもう限界だ。オフウィズスを抜けるが早いか、左手が力つきるが早いか。

その時、ナナメにねじれて引っかかって今にも抜けそうなキャメ4が語りかけてきた。

「これで突っ込むの?」

居心地悪そうに何とか割れ目に引っかかっているフレンズ4も語りかけてくる。

「マジで突っ込むの?」

僕は答えた。

「てんしょーーーーーーん」

はい、ダメでした。ひとたびテンションをかけるとあとはボロボロ。結局、オフウィズスの最後の1mを抜ける技術が僕にはなかったことが分かった。セットしたカムが「いいから突っ込め」とささやくのは、まだまだ先のことのようだ。他方で、のりさんはこの日の一回目で完登。クレイジーな粘りだった。お見事。

午後はレイバックでステミングの練習をして、さらに、Edge of Extinction、またの名をプラトニック・ラブ。

何ともならなかった。これっぽっちも分からなかった。

何なんだこれは?

2017年7月4日火曜日

小川山スラブはじめました2017

微妙な天気に不安を隠せないまま小川山。この日は、のりさんと、お久しぶりのいつものパートナー松氏が一緒。

明け方まで雨が降っていたようで、廻り目平に続く地面は黒く染まっていた。のりさんご希望のクレイジージャムは下部がビッショビショで、こりゃダメだと。乾きの良さそうな岩でスラブの練習をすることにした。

向かった先は、リングサイド・エリア。2015年に2度ほど訪れ、ホールドのないフリクション・スラブの練習に励んだ岩だ。目論見通り岩はカラカラに乾いていて、風が通って居心地もいい。

リードで、トップロープで、登って、クライムダウンして、トラバースして、両手で、片手で、目をつぶって、シューズを替えて、ひたすらに練習を繰り返した。この岩には、指先がかかるホールドは一つもない。シューズの剛性に頼ってつま先で立てるフットホールドも一つもない。ただただフリクションを信じて乗り込むだけだ。狙い通りに良い練習ができた。


最新号のロクスノに、ジャック中根によるスラブの登り方講座が掲載されている。過去の記事の使い回しに過ぎないけれど、それでも学びのある記事だと思う。今回の練習に大いに活きた。

最後はさすがにやることがなくなって左岸スラブに移動したけれど、早々に雨が本降りに変わり、終了。

雨降りのわずかな隙間の週末、来るべきスラブのシーズンに向けた良いスタートを切れた。

帰りは清里ROCKでカレーを食べて、フィニ。

2017年6月26日月曜日

ROCK & SNOW #53

先日登った小川山・烏帽子岩本峰西面「ザ・ラストリゾート」の記録を求めて、ロクスノ53号。(2011年)。

○ザ・ラストリゾート
意外とあっさりした記録だった。1P目30m、5.10a。2P目、40m、5.10c。オール・ナチュプロ。新版関東周辺の岩場では、5.10b、5.10cとなっている。お隣の裏烏帽子の「ロケットマン」1P目、2P目の5.10c、5.10aからすると、こちらの方がしっくりくる。


特集 最新!日本のボルダー2011
○旭川周辺のボルダー
フォンテーヌブロー・グレードが採用されているのは、吉田和正さんの影響だろうか?この辺り、不勉強。

○奥日原ボルダー
トリプルダイノ、デューク、己、レインマン。

○小川山・八幡沢上部
左岸スラブの上。

○瑞牆・金山沢ボルダー

○高知・黒潮ボルダー
松風、冒涜の虹、ロマンチック野郎、仁淀川カンテなど。岩の大きさと危険度が関東とは違う。ワイルド。

○広島・戸河内ボルダー

○大分・奥岳川・尾平

○宮崎・日之影・比叡・祝子川


世界の"極難しい"マルチピッチ(前編)
○Orbayu - Naranjo de Buldes, SPAIN
ポウ兄弟。

○WoGü - Rätion, SWISS
WoGü = Wolfgang Güllich。ビート・カマランダーが設定し、アダムオンドラが2008年に完成。一般クライマーにとっては、各ピッチの難易度を示す数字を並べるだけのコメントはなんの意味も持たないと思う。もう少し何か喋れよ、アダム。

○Solo per Vecchi Guerrieri - Dolomites, ITALY
マウリオ・ザノッラ(マノーロ)。グラウンドアップ。

○Eternal Flame - Nameless Tower, PAKISTAN
1989年、ギュリッヒとクルト・アルベルトが数カ所のエイドを交えて初登。2009年にフーバー兄弟が完全にフリー化。

○Dawn Wall, El Capitan, U.S.A
トミー・コールドウェルとケビン・ジョージソンがすでに70日以上を費やしているとの報。その後、2015年になってついにルートが完成したのは周知のこと。濡れた岩にスメアリングしてレイバックで登るケビン・ジョージソンが力強い。

そのほか盛りだくさん。

○ソロクライマー・鈴木謙造の軌跡
数年に一度は読みたい記事。

○クロニクル
◇アレックス・オノルドがThe Phoenix(5.13a)をフリーソロ。

◇小川山・八幡岩「飛翔」
「空宙」(ロクスノ50号)と交差し直上。

◇小川山・八幡大滝右壁「クロスロード」
「さおなら百恵ちゃん」の派生ルートだが、こちらがおすすめとのこと。1P目は15m、5.9。2P目は30m、5.10a。3P目は40m、5.10c。ボルト&ナチュラルプロテクションのミックス。

○高瀑 日本最難の大滝登攀 佐藤祐介

○ラインホルト・メスナー ナンガ・パルバットを語る

○BMC INTERNATIONAL SUMMER CLIMBING MEET 2011 小澤信太

○5.12aでは落ちられない ギャラクシアン

2017年6月24日土曜日

ROCK & SNOW #29

ロクスノ29号(2005年)。

先日登った、と言っても片方は登るのには失敗した、小川山・烏帽子岩本峰西面と裏烏帽子の発表記事を改めて読んでみた。

裏烏帽子は、北山真さんを中心に開拓された。王冠岩の探索に失敗した敗退の最中に発見されたそう。「ボルトの使用も通常の8割程度に抑え、私が初めて小川山で登ったあの頃、80年代前半のテイストに仕上げたつもり」とのこと。もっとも、ロケットマンに関しては、2ピッチ目のボルトは不要ではないかとの意見もあり、僕も、弱点から逸れる強引なラインだと思った。上に続くクラックが脆いのか、汚れていたのか、あるいは一段上に上がるとトラバースに難ありなのか、どんな理由であのラインになったのか、気になるところ。ただ、「花崗岩のあらゆる典型(ワイド以外)を1カ所で味わうことができる」素晴らしいエリアであることは、間違いがない。

烏帽子岩本峰西面は、大岩夫妻を中心に開拓された。「純一がいつものように暇になるとうろうろと歩き回って壁を探しているうちに見つけた」そうだ。同時期にすぐ近くの岩が別のグループによって別のやり方で発見されたのが面白い。この時点では、ザ・ラストリゾートは登られておらず、その初登は2011年まで待たねばならない。何故に大岩夫妻ともあろうベテラン開拓クライマーがこのラインを見過ごしたのか。あるいは、クラックでグレードも高くないので、登るに値しないと判断したのだろうか。現在、トポの上では烏帽子岩本峰西面のナチュラル・プロテクションのルートはザ・ラストリゾートのみだが、なんかようかいもオールナチュプロで登れるとの情報がある

どちらのエリアも、また再度訪れる価値のあるエリアだ。

その他、盛りだくさん。

○日産・エクストレイルの広告
この時期はクライミング界は羽振りが良かったのかもしれない。

○平山ユージによる空知(カラチ)5.14d

○久須美ボルダー・バトルゾーン崩壊の報告
木の根が入った岩はまずい。

○山井泰史・ポタラ峰北壁単独初登攀

○野口啓代インタビュー

○デナリ南壁「デナリ・ダイヤモンド」第3登、ハンティントン南西壁新ルート「志士」 横山勝丘・一村文隆
「『ボルト』。この記述ひとつで、どれだけそのクライミングの旨みが失われてしまうことだろう。それは、ボルトの存在もさることながら、その情報ひとつで、自分のクライミングが制限されてしまうかもしれないからだ。もしそこにボルトがなかったら?登攀終了?ボルトを打つ?バカげてる。ボルトでなくたってそうだ。(例えばトポなどから)与えられた情報をそのまま壁に求める。地形、支点、氷の有無、グレード……。それはもはや壁を登るのではなくて、ルート図を登る行為にほかならない。僕はそんなクライマーになりたくない。」
「海外ではとうの昔に行われていたし、われわれのレベルは遠く世界に及ばない」状況にあった日本のアルパイン・クライミング。それを、ジャンボさんが、一人ではないけれど、世界でもトップレベルの水準に引き上げた。その源となる思いをこうやって読むことができるのは、素晴らしいことだ。

○FATIMA マリの岩峰群

○A DAY IN LIFE 小笠原浩・鏡子

○OLD BUT GOLD 第11回 大聖堂

○クロニクル
瑞牆・カンマンボロン、Xanadu(5.9)、Joker(5.12c).

○登別港のボルダー 吉田和正
いわゆる、アヨロ・ボルダー。多分僕の大好きな岩質、砂浜の平らなランディング、海。味のある手書きのトポを持って、一度は訪れたい。

○「ブラックホークダウン」を登って 柴田MAX晃一

○山口県・霜降山・観音岳ボルダー

○日本の板場を斬る! 甲府ピラニア

○ハードコア人体実験室 第8回 新井裕己
ケトジェニックダイエット