2013年2月11日月曜日

障子岩で《デザート・ストーム》RP失敗

障子岩でクライミング。

暖かい障子岩南東面の上の階

まえに書いた指の痛みはなかなか抜けず、前回の障子岩から、指に負担のかかるクライミングは自粛。体幹&インナーマッスルのトレーニングのみ。

アイシングしてもロキソニンテープを貼っても痛みは抜けない。手のひらをいっぱいに開いて手の甲を反らすとMP関節あたりがコリコリいうので、腱と腱鞘の動きが悪くなってるのかと思い、マッサージしてみた。

りんむーからもらったヴェレダのスポーツ用マッサージ・オイルを塗って、痛いところとDIP関節を優しくサスサス。それと、MP関節周りをモミモミ。寝る前にやったら、翌朝には少し痛みが減退していた。数日続けてかなり改善。関節もよく曲がるようになった。

りんむーに感謝。

さて、コンディションも整ったところで迎えたこの日、気温は低いけれど岩場はポカポカ。安心のブランド、障子岩南東面です。もちろん狙いはデザート・ストーム。


《体型だけでイレブン》(5.10c)

まずはアップで、《体型だけでイレブン》。出だしから動きが硬く、中盤でテンション。なんとか上まで抜けて、もう一回。

出直してみたものの、やっぱり動きが硬く、またもや同じところでテンション。なんとか上まで抜けて、もう一回。

三度目でようやく登れた。


《スーパー・コンダクター》(5.11b)

前回の《ショアー》のRPトライ時にアップ不足でどはまりしたので、今回はアップは入念に、ということで、お隣の《スーパー・コンダクター》の再登を目論む。



終盤までうまく進んだと思ったけど、核心ムーブに成功した後に前腕が売り切れて終了。再登はならず。残念。ビデオを見て気づいたんだが、まだまだ体が固い。しかしいいアップはできた。


《デザート・ストーム》(5.11d)

と言ったところで、本題の《デザート・ストーム》へ。前回は一応ムーブをこなしたものの、3本目のボルトのクリップが怪しかった。

《デザート・ストーム》

で、この日の一便目は、下部でどはまり、3本目のクリップがいっぱいいっぱい。その後もうまくいかず、テンション。その後もテンション多数でムーブを確認しながら上まで。

二便目もテンション多数でムーブを確認。

三便目、最後のクリップ・ポイントまで到達するも、クリップする余裕はもはやなく、ヌンチャクをつかんでクリップ。ワンテンで上まで。

ここで、持ってきた水筒のお湯がなくなり、歩いて里までおりて水を調達。橋を渡ったところの工場脇に自販機があって、助かった。長らくお待たせして、松氏にはご迷惑をおかけしました。

四便目はこの日の最終便。最後のクリップに成功し、上のホールドを伺うものの、身動きとれず、少し粘ったけどなんともならず、テンション。

ぶら下がって確認すると、左手の指先の感覚がなくなっていた。半分はガビガビのコルネを掴む痛さから、半分は岩の冷たさから。

日当たり最高の南東面も、2時過ぎには太陽が尾根の向こうに隠れて日陰になる。ここから一気に空気は冷たくなって、ビレー中に手が冷える。岩も冷たくなって、登っている際中に指の感覚がなくなってくる。ここまで一気に岩が冷たくなるとは思っていなかったので、指先の冷え対策を考えていなかった。登り始める段階で手は冷えていたし、レスト中も指先を温めることをしなかった。

これが敗因、と思いたい。次回は日が陰る2時前に本気トライを繰り出せばRPできる、はず。日が陰っても、寒さ対策を施せば大丈夫。次回が楽しみだ!

松氏もRPならず、ともに次回のRPを狙う。

デザート・ストーム、面白い。正真正銘の三ツ星だ。

以下、ムーブメモ。

--------------------------------------オンサイト狙いの方は読まないでください-----------------------------------

スタート右手は高い斜めアンダー。左手はいつも濡れているコルネの濡れがさほどでなければ使う。(1)右のつぶつぶのもっこりに右足をあげて、(2)パワー全開で左足を正面へ。(3)コルネ左のサイドガバを左手。(4)右足を左において右に体を振った体勢で、2本目のクリップ。足は忘れたけど、(5)コルネ右のポチを右手でとって、(6)右足はスタート右手、左足はコルネにヒールフックで、(7)コルネ左の手前に引けるホールドを左手で。(8)左足をコルネに左の見えないでっぱりにおいて、(9)右足を右に張って、(10)3本目のクリップ。(11)右上のL字ホールドを右手で保持して、(12)左足をかきこみで体を上げて、(13)左上のコルネを左手で。ここは、コルネの末端をピンチだけど、鷲掴みではなくて、指先がかかる位置を探る。そうすると、次の右手が出しやすい。(14)右足を左足の左上の斜め面ホールドにおいて、(15)左足は左の遠いポッチで、(16)コルネの上の方を右手で。(17)足位置は忘れたけど、左に身体を振って、4本目のクリップ。ここで少々レスト?(18)そのまま左の棚の奥の隠れたガバ。このガバは思ったより左下にある。4本目のクリップは左ガバをとってからとどちらが良いか、要検討。(19)右手を左手のすぐ右上のガストン気味のカチ。誰しもがここでレストできると思うのだけれど、実は大して休めない。(20)左足を左手のすぐ近くヒールフックして、(21)左手で左上の斜めアンダーをとって、ぐいぐい身体を上げて右足も棚の上。(22)5本目のクリップ。ここでいったん(23)右手を右手をアンダーに出して、右足を右足をコルネに置いて、レスト。ここのレストがとっても大事。(24)右足を棚から一歩上げ、左足も上げて、(25)右上のコルネの上端の水平ホールドを右手で。足位置は忘れたけど、(26)左のアンダーを左手で。(27)左足を左のちょっと遠い棚の一つ下の突起に置いて、(28)右足で右の曲面をキョン気味に蹴って、(29)左上のコルネを右手。ここは、コルネがくびれたところを持つと左に引けないので後のムーブを起こせない。その下の、指先がかかる位置を狙う。(30)右足を棚に置いて、(31)左足を棚の一歩上の突起に置く。ここは、左足も棚でも可だが、一歩上だと後が楽ではないかと。要検討。(32)右足を右のコルネの上端の水平ホールドに置いて、(33)コルネの上端を左手ピンチで鷲掴み。(33)右足に立ち込み気味に、(34)右足フレークの中央に右手を添えて、体勢を整え、(35)6本目のクリップ。(36)右上の遠い遠いお猪口。ここが問題。テンションかけた後だと問題なくできるけれど、下からつなげると辛い。リーチの限界。左手を左奥に回してピンチをやめて右に引ければかかりが良くなるんだけど、奥には回せないかな?要検討。(37)右手をすぐ左の水平ホールドに左手。(38)左足をコルネの右の下に踏めるところを踏んで、(39)右足を切って、(40)左足に乗り込んで左上の水平ホールドを左手。(41)右のフットホールドに右足を上げて、(42)左足を切って、(43)右上のナナメホールドを持って、(44)左足を左のコルネの右にキョンして、(45)終了点右のリップをに左手を出す。(46)右手をその右に出して、終了。終了点のビナへのクリップは、(45)の左手保持で右手をやっても、(46)の右手を保持で左手でやっても、どちらにしても辛い。

---------------------------------------------------------ムーブ・メモはここまで-------------------------------------------

思い出しながらムーブをメモしてたら指先が汗ばんできた(笑)。

○ウォーミングアップ

今回もアップに失敗した。まず、気温は低くて、アプローチの歩きで十分に身体が温まらなかった。アップについて考える必要がある。

○レスト

デザート・ストームは繋げ核心。レストをうまく入れるのが大事。こんな感じのルートは登ったことがない。スティンガーも繋げ核心だったけど、ガバの下部で疲れないよう腕をフリフリゆっくり登るのが有効だった。デザート・ストームは下部がパワー全開なので、ゆっくり登る作戦はできない。中間部で回復するレストをいれないと。難しい。

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