2013年10月16日水曜日

初めての笠置

笠置の岩場へ。12時頃から雨の予報がでるなか、8時前に駅に到着。岩は駅からすぐ近く。

例によってマットがないので、下地が悪いのと難しいのはやりません。

本来であれば10級から全部登って行きたいとろではあるが、今回は雨が迫っていて時間がないのではじめから上流エリアに行き、《オープンチムニー》(6級)でアップ。


上部で右足が抜けなくなるという想定外の事態を乗り越えて、一撃。

結構高くてびびった。

それから、その裏側の《空間チムニー》(2級)。チムニーでこのグレードは初めて。これまでの最高グレードは、瑞牆の洞門クラック(4級)と、御岳のチョックマン(4級)。グレード通りに離陸から難しくて、右往左往。


最終的には右の岩のホールドを使うことで解決。岩と岩の間のチムニーとして設定された課題であるから、できれば下に引くホールドは一切使わずに登りたいところ。不本意な登りではあったが、これが現在の実力です。

この後、《パールピンククラック》(初段)に挑んだが、これはド敗退。下の岩に触れずに足をルーフ下から出すのが難しい。腰から下の柔軟性と体幹の筋力の不足を痛感したころに、雨がぽつぽつと降り始めた。まだ9時台なのに。

本降りになる前にと、《のっぺりカンテ》(3級)に移動。大好きな花崗岩のカンテでマシンガン・トライ。

足がツルツルすべって落ちまくったけど、下地が厚い砂なのでノープロブレム。でもなかなかに難しい。レイバックの体勢を作ろうとしても、身体が右に振られてしまう。

一通りムーブを試したところで、顕著なフットホールドに注目。明らかに崩壊でできたと思われる下の方のフットホールド。踏んでみると、ぼろぼろと結晶が崩れる。これを使っていいものかが悩みどころだった。崩壊前はここは踏めなかったはずだし、もうしばらくみんなが踏めばここは踏めなくなるはず。だったら使うべきではないのじゃなかろうか。と、一瞬思ったものの、あるものは使う主義を発動

右足を崩壊フットホールドにおくと、右手が一手でて、左足で凹みを踏んで右足のトーをカンテにかけると左手・右手とカンテに出る。カンテより右を使ってはいけないという限定は有るようだが、カンテにトーをかけてはいけないという限定はないはず。

これで突破口を見いだし、上部のガバまであと少しというところまで行ったものの、そこからがなかなか進めなかった。雨も強くなってきて、いよいよ撤収かという時に、右足を思い切って高くあげてみたら、左手が出た!ガバをつかんでトップアウト。完登

動画を撮るためにもう一度トライしたら、ガバの手前で左の結晶をつまんだ左手がすっぽ抜けた!




危うく落ちるところだったけど、抜けた瞬間にガバに手を伸ばして、ギリギリの完登。

雨が強くなってきたのでここで撤収。この時点で10時。わずか2時間しか登れなかったけど、笠置の岩場が大好きになってしまった。手頃な大きさで下地がいい課題が多くて、ノーマットでも全く問題なし。今回はほとんどさわれなかったけどマントル課題も多い。岩と岩が近くて、隙間に挟まる可能性もいっぱい。最高だ!

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