2014年8月25日月曜日

《完全なる酒乱》day1&《時間割》完登@小川山

小川山・砦岩前衛壁で《完全なる酒乱》(5.10c?b?)。

アップできるルートはないので、いきなりオンサイトトライ。結果としては、急死に一生を得ました。

上部アンダーガバあたりでワイド登りに行き詰まって、右足ニーバーを突っ込んで変なレイバックの体勢になってしまってランナウト。ニーバーを残したまま手がスリップしてフォール。ニーバーが残ってたから逆さまに落ちて、おそらくは左の壁に後頭部を打った。

打ったと言っても衝撃はわずかしか感じなったし、痛みもほとんどなかったのでかすった程度でしょう。他の部位はぶつけなかった様子。しかし、落ちる場所がもう少し左にズレていたら危なかったかもしれない。猛省。

いろんな原因が考えられるんだけど、とりあえずはこんな感じかな?


  • ワイドムーブで行き詰まったところで左向きに切り替えるのが正解のようだけど、そのアイデアがなかった。途中で方向を変えるルートの経験がなかったから。
  • 上部でレイバックという《予期せぬプレゼント》の経験があって、それが通用すると安易に考えた。
  • 上部は右の岩が張り出してるけど、下部は左の岩が張り出していて、落ちたら左の岩にぶつかるという想定ができていなかった。
  • カムを入れたらランナウトという《陽のあたる場所》の経験があって、ランナウトを許した。カムを最後までずらしながら登る経験がなかった。

という感じ。あと、ヘルメットをしないことで高まる危険を判断できなかったのもあるか。要するに、経験不足によって正しい判断ができずに分不相応なルートで無理をして危険を招いたってこと。見の丈にあったルートをたくさん登ることが必要でしょう。

落っこちた後、2回練習したけど、厳しい。上部で左向きになった後が身体が入らないOWで、奮闘的という表現がピッタリ。この手の隙間を楽に登れるムーブの習得が必要です。

後はボルダー。雨でも登れるマラ岩周辺

《時間割》(3級)は、前回は右ヒールでマントルを返して、左から右上に伸びる斜めの浅いクラックを使わずに直上しようとしてたけど、今回は左ヒールで、斜めクラックを使ってみた。そしたら3級らしく登れた。どういう設定なんでしょうね。左クラックを使わずに右ヒールで直上できたらいいと思うけど、果てしなく厳しい。左ヒールでマントルだったら、手の届く左クラックを使わない意味はないと思う。てことで、左クラックを使うので、満足。

その後は、前回離陸できなかった《対称岩の左》(3級)をやって、左ヒールで離陸に成功した。離陸に成功した、だけ

対称岩

ずっと雨がポツポツと降ってましたけど、6時半まで登って、ヘロヘロになって帰りました。

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