2016年6月6日月曜日

トラッドルートを一人で登るという体験@障子向かいの岩

3月からずっと取り組んでいたセンチュリーを登り、お仕事でつぶれた週末を経て、久々の岩の日。行き先に悩んで、山梨方面のクラックを詣でてみようかと思っていた折に、ダイバーさんからのお誘いでした。奥多摩のカンテを登りましょう。

小雨の予報は見なかったことにしていたけれど、朝起きたら早々に立派な雨。昼過ぎまでの雨予報もあり、中止となりました。

ところが雨は早々に上がり、晴れ間も出てきたので、以前掃除したきり登らずに放置してしまっていたトラッドルートを登りに行くことに。

この岩は、スラブと垂直の狭間。ミニ池田フェイスといった風情です。最上部までの全面を蔦と苔が覆っており、それを引っぺがしてのクライミングです。池田フェイスも発見時には蔦に覆われていたと聞きました。それはそれは大変な開拓だったことでしょう。

狙いのラインのクラックは細く指はほとんど入らず、フェースのホールドが使えるので、ジャミングはなし。フットホールドも豊富で、グレードは5.9を超えることはありません。トラッドルートを一人でリードするのは初めてなので、まあこんなもんでしょう。

千里の道も一歩から。

プロテクションは大変勉強になりました。持って行った大きめのヘキセンとキャメ5が大当たり。安心して登れました。あとはスモールナッツとスモールカム。抜けるかな?と思ったカムは抜けます。まあ大丈夫かなと思ったカムも抜けます。カムをさす向きによって、半身が吐き出されてきたり、ぎりぎり止まったり。あやふやなところはフォールテストをしないと、抜けるかどうかはわかりません。思っていた以上にカムのセットは慎重にならないといけないようです。

天気に翻弄されましたが、新たな世界に一歩踏み入れることができて、結果的には良かったのではないでしょうか。


午後はダイバーさんとジャムセッション。マイ・プロジェクトを2本登って大満足でした。

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