2016年11月30日水曜日

スチャダラ通信第2号「どんなもんでしょ?」

アッキーという強力な助っ人を得て、行ってきました神戸ボルダー。スチャダラです。

月曜朝までの雨の影響が残っているようで、1手目のホールドに水流があったけど、時々拭けば大丈夫。

スチャダラ

ということで、早速初手を……出せません。

というトラブルがありつつも、先に右足をセットすることで解決。左足を先に置くと伸びない左肘が、右足を先に置くと伸びるんです。勉強になるなー。

それから、左のトーフックを……きまりません。かけて、落ちるだけ。

しょうがないので、左ピンチが取れたとしての練習。ヒールフックも苦手ですが、ここは助っ人アッキーが完璧なバランスを発見してくれて、解決。左手ピンチを取りました。カエル状態の右足が超重要。

というところで終了。初日にして2手もムーブを解決するという快調な滑り出しです。

他方アッキーは電池切れ。2年ぶり、くらいらしい。

電池切れ

見ていて気持ちのいい落ちっぷりを披露しつつ惜しいところまで行ったけれど、登れず。次回いけそうだね。

神戸のボルダーエリアは日が当たらず極寒のイメージでしたが、この日はさほど寒くありませんでした。気温は1℃くらい。実は朝は日が当たるのでした。

○気象条件
2日前の午前2時までトータル10ミリの雨。その後曇りと晴れ。当日は晴れ。ところどころ染み出し。

2016年11月28日月曜日

スチャダラ通信第1号「とりあえず見に行った」

前置きは後回しにするとして、スチャラダを登ることにしました。

で、早速見学。

前夜まで降った雨で、予想通り岩はビッショビショでした。ホールドを確認して、終わり。1手目のホールドが水の通り道になっているので、雨の後に登るためにはそれなりの努力が必要ですね。

2手目を取るときのムーブがトーフックっぽいんですけど、大丈夫でしょうか?僕、トーフックほとんどやったことないんですけど、大丈夫でしょうか?

はなはだ不安です。


○気象条件
午前2時までトータル10ミリの雨。当日朝は雲8割。風はそれなり。

2016年11月26日土曜日

ロックビーンズ

二週間ぶりの、二時間だけのトレーニング。

赤テープ全部を鼻歌まじりの目標にはだんだん近づいている。

ちょっと強度を上げましょうということで、青テープを一つ混ぜてみたり。

肩エキセントリックは2回成功。

調子が良かったのはレストのおかげ?

2016年11月20日日曜日

シンクラックday5 - 後退

のりさんと、いつものパートナー松氏とクライミング。

まずは恒例の朝メゴスです。僕は近くのボルダーを登るつもりでしたが、前日までの雨でビッショビショ。せっかくマットを2枚も運んだのに、ただただ見学です。

前に一緒に来た時にはメゴスに泣きが入っていた松氏でしたが、この日はなんだかビシバシと厳しいフットジャムを決めて登っていました。前回のりさんと一緒に来た時に受けた指摘で開眼したそうで、素晴らしいことです。フットジャムが決まらないことに対するあらん限りの言い訳を聞けなくなったことは寂しいことでもありますが。

のりさんもフィンガージャムが決まるようになっています。できないことができるようになるのって、楽しいですよね。

午後は移動して、僕にとっては本題のシンクラック。今回は全然ダメでした。前回、ソロでやった時にはできたムーブが全くできない。原因はいろいろとありますが、一番はアップ不足です。次回は先にメゴスかナメクジスラブか。

3段クライマー女子苦戦

いくらやっても話にならない上に、ジャムで指の皮も破けたので、早々に諦めて下山しました。このクラックは皮に厳しいです。岩はガビガビというわけではないのですが、右手の一手に結晶があって、関節部の皮が破けます。かといってテーピングを巻くと、厳しい第一関節ジャムはテープ一枚で感触が全然違って、ダメです。破けを覚悟で正面突破しかないか。

あとはナメクジスラブ。こちらは最初から調子よく。一回目で前回の最高到達点を再び記録しました。そこからさらに右手を伸ばすことに成功。なんだか完登のビジョンが見えてきた気がします。

僕のナメクジの間、松氏とのりさんはフィストクラック。のりさんはサイズ的にフィストがきまらず苦労したようです。

帰りの車中で話したのですが、フィストクラックでフィストがきまらないことは、幸せなことです。フィストがきまらないってことは、オフウィズス。楽しい楽しいワイドクラックの領域です。僕は、見つけたクラックにフィストが決まると、ちょっと残念な気持ちになります。フィストががっちり決まってしまえば、あとは何とでもなりますから。当然ながら、小柄な人がすっぽり入ってチムニー登りできる幅が、僕にとって厳しいオフウィズスで嬉しいってことも、もちろんあるのですが。

2016年11月17日木曜日

完登ルート&ボルダーのリスト - 2016年版

忘れないうちにメモ。ルートとボルダーの記録。☆は個人的なお楽しみ度。

2016年最終版。

○スポーツルート


2016年11月14日月曜日

金色の森〜シンクラックday4 & センチュリーバレー

またまた来ました、シンクラックP。4日目はソロ。


朝のアップはナメクジスラブ。あれやこれやとシューズをいじり、入念な準備で一歩二歩。最高高度を更新です。それでもまだまだ先は長い。

温まったところでシンクラックP。まずはプロテクションの確認です。期待を込めたC3赤は見事空振りに終わり、頼りは怪しげなセットのマスターカム紫。試しに衝撃荷重をかけてみましょう。すぽんっ...

ムーブの解析はなかなか好調。全容が明かされつつあります。最大の難関は左の一手、フレアした複雑なフィンガーロック。これが決まるかどうかが分かれ道。

それにしても美しい、昼下がりのナメクジスラブの森。

上を見ても黄金色、下を見ても黄金色、右を見ても黄金色、左を見ても黄金色。森を包む空気そのものが黄金色です。

午後は久々センチュリーバレー。センチュリーに挑む皆さんに合流し、おしゃべりしたり、登ったり。トップロープでセンチュリー。やはり鬼門の屈曲部の上、ジャムポイントを忘れドボン。これでもかというフィンガージャム。このクラックの素晴らしさを再確認しました。挑戦の対象として、道場として、誰にとっても価値のあるクラックです。

ロジャーさん初登のカラコルム。じゃりじゃり言わせつつ第2登。僕の狙いは向かいの礫岩。ホールド崩壊の恐怖に耐えつつ初登に成功しました。

暗くなるまでワークアウトするkonさんを見守り、素晴らしい1日は過ぎて行きました。

2016年11月10日木曜日

ロックビーンズ

週に2時間のトレーニング。

赤テープを鼻歌まじりに…とはいかず。

珍しく出てきた新しいのでドボン。

登れるけれども、登れない。

正しい姿勢では登れない。

アンダーとクロスが苦手です。

またまた取り組む肩エキセントリック。

これまたイマイチうまくいかず。

来週以降は2時間ないかも。


2016年11月7日月曜日

近場でボルダリング2日目。

出勤前の1時間。行ってきました、2度目のH沢。


クラッシュパッドをよいしょと背負い、怖いデッドもなんのその。



狙いの課題をさらりと登り、日差しはなくともよい岩場。

Yorkshire Bouldering

ヨークシャーのボルダリングを紹介する動画が公開されています。美しい景色の中でのボルダリングが素晴らしいです。



景色の美しさで言えば、ヨセミテより、ビショップより、フォンテーヌブローより、ヨークシャー。

動画に登場するLord's Seatという岩場の隣にはSimon's Seatという岩場があり、アプローチは長いものの、草原に引かれたfoot pathを歩み進めると折り重なった岩が忽然と立ち現れ、えも言われぬ美しさ(のはず)です。行きたかったけれども、狩猟実施日で行けなかった岩場。こんな感じです。

© Copyright John Slater and licensed for reuse under this Creative Commons Licence
美しい岩場といえば、ヨークシャーと並び立つのはCastle Hill。ニュージランドも一度は訪れたいものです。

2016年11月6日日曜日

シンクラックday3 & ワイドボルダー & フィストクラック

いつものパートナー松氏とクライミング。

三日目のシンクラック。離陸から、初手のガストンがとまり、奥に突っ込んでジャミング。うまい場所に入らず、その後動けず。一歩前進です。その上のムーブも探り、調子は上々です。


入り口下のワイドボルダー。奮闘的でとてもいい。


ちょっと奥の下のフィストクラックは以前発見し、今回初めて手をつけた。松氏がオンサイトトライ。盛大に落ちてきました。僕はあえなくテンション。勉強になった。次回はRP。


ナメクジスラブも一歩前進。可能性が見えてきた。

2016年11月3日木曜日

ロックビーンズ

週に一度の2時間トレーニング。

赤テープまで全部。今の目標は、赤テープ全部を鼻歌まじりに登れるようになること。あと一息。

長ものはルーフの出口からゴールまで成功。

肩エキセントリックはイマイチ。最後で力が抜けてカクっと。最後までコントロールしたい。

強くなる。

2016年11月1日火曜日

Tomさん、家族とクライミングを語る。

Wide Boyzの一員として有名なTom Randallさんが、人生と家族とクライミングについて話しています。家族を持つクライマーは必見です。

https://rab.equipment/uk/basecamp/periodicals/commitment/tom-randall-obsession/


ロンドンでの証券トレーダー(?)としての非人間的な生活を切り上げ、シェフィールドに戻ったこと。奥さんと二人の娘さんの家族のこと。

「家族とクライミングのどっちが大切かは、人生で一番大きな問題だね。どっちも大切なもので、でもその大切さって違うものなんだよね。家族を持つクライマーだったら分かってくれると思うんだけど、家族とクライミングを完全に切り離して考えることはできないし、いつもどっちを取るか葛藤があるんだよ。正直な話し、僕にとってはクライミングがいつも少しだけ上にあって、毎朝起きた時に心から向き合いたいと思うのは、どっちかというとクライミングなんだよね。で、僕はそのことをいつも申し訳なく思ってる。でも自分にとって家族もクライミングも大切なものだってことはよく分かってるよ。」

そうそう、わかるわかる、と頷きながら聞き入ってしまいました。普段はニコニコのトムさんの悩ましい表情もとてもいいです。