2016年11月20日日曜日

シンクラックday5 - 後退

のりさんと、いつものパートナー松氏とクライミング。

まずは恒例の朝メゴスです。僕は近くのボルダーを登るつもりでしたが、前日までの雨でビッショビショ。せっかくマットを2枚も運んだのに、ただただ見学です。

前に一緒に来た時にはメゴスに泣きが入っていた松氏でしたが、この日はなんだかビシバシと厳しいフットジャムを決めて登っていました。前回のりさんと一緒に来た時に受けた指摘で開眼したそうで、素晴らしいことです。フットジャムが決まらないことに対するあらん限りの言い訳を聞けなくなったことは寂しいことでもありますが。

のりさんもフィンガージャムが決まるようになっています。できないことができるようになるのって、楽しいですよね。

午後は移動して、僕にとっては本題のシンクラック。今回は全然ダメでした。前回、ソロでやった時にはできたムーブが全くできない。原因はいろいろとありますが、一番はアップ不足です。次回は先にメゴスかナメクジスラブか。

3段クライマー女子苦戦

いくらやっても話にならない上に、ジャムで指の皮も破けたので、早々に諦めて下山しました。このクラックは皮に厳しいです。岩はガビガビというわけではないのですが、右手の一手に結晶があって、関節部の皮が破けます。かといってテーピングを巻くと、厳しい第一関節ジャムはテープ一枚で感触が全然違って、ダメです。破けを覚悟で正面突破しかないか。

あとはナメクジスラブ。こちらは最初から調子よく。一回目で前回の最高到達点を再び記録しました。そこからさらに右手を伸ばすことに成功。なんだか完登のビジョンが見えてきた気がします。

僕のナメクジの間、松氏とのりさんはフィストクラック。のりさんはサイズ的にフィストがきまらず苦労したようです。

帰りの車中で話したのですが、フィストクラックでフィストがきまらないことは、幸せなことです。フィストがきまらないってことは、オフウィズス。楽しい楽しいワイドクラックの領域です。僕は、見つけたクラックにフィストが決まると、ちょっと残念な気持ちになります。フィストががっちり決まってしまえば、あとは何とでもなりますから。当然ながら、小柄な人がすっぽり入ってチムニー登りできる幅が、僕にとって厳しいオフウィズスで嬉しいってことも、もちろんあるのですが。

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