2017年4月20日木曜日

スーパー・レイン@海金剛

ようやく天気が許してくれて、行ってきました。スーパー・レイン@海金剛。おしのさんと一緒。


海からズドンと突き上げる白い岩壁。雲ひとつない好天に恵まれました。


見下ろすと荒波が打ち付ける海。ハング越えの最中に足元に目をやると、猛烈な風でドッカンドッカンと音を立て破裂する波が目に入り、緊張感が高まります。


全ピッチ登りきると、遠くに富士山の姿。最初から最後まで出来過ぎた岩です。

僕は2(樹林帯の上)、4(その上の上)、5(快適なテラスの上)の各ピッチをリード。リード、フォローとも全ピッチ落ちずに登れて、最高のパフォーマンスでした。

唯一の問題は風。快晴の一日で、暑すぎるのではとの心配もありましたが、強風のため極寒。途中からガクガクブルブル震えが止まらず、動けなくなるかと思いました。皆さんも気をつけて。

幾度もの雨天順延を繰り返し、結果的にはその度に良い事前トレーニングを重ねることができました。おしのさんにはアイスドールのオンサイトで自信を持って臨んでもらえたのではないでしょうか。3P目の斜めに伸びるシンハンドは難しくて、リードはなかなかのものだと思います。僕も、マルチのシステムとか、色々学んで成長させてもらいました。

ありがとうございました。

2017年4月17日月曜日

スラブ・エリア

少し前に探索して(再)発見したスラブ・エリアへ。

一緒に探索しNorlys氏、konさん、松氏の猫危篤離脱により合流したのりさんも一緒です。

登ったのは、長いコーナークラックの「ソージコーナー」(5.10a)。

一番手のオンサイト・トライは、クラックに詰まった乾いた砂をかき出しながらのクライミングになりました。中間部、左手のガバを砂の中から掘り出し、次の右手のハンドジャムを入れようというところが砂で埋まっていて、かき出している最中に左手が砂で埋まりました。ここで前進する力を失い、あえなくオンサイト失敗。実力不足です。


ワイドの手間の木の生えたテラスまでだったら、60mロープでロワー可。もしかしたら50mでも可能?その上のワイドは今回は誰も触らず、登ったら面白いのか、怖いのか。テラスまでは5人登ってかなり綺麗になったようです。

左のコーナーは丈夫で左のかぶった壁の手前のライトニング状のクラックを登るのが、サンダー・ボルト(5.10d)。僕は登りませんでしたが、こっちも面白いそうです。


4人登って綺麗になったよう。

最後はちょっと離れたところにあるかぶったクラックの様子見。上から懸垂で降りたら、大変でした。下から見るとそんなにかぶってるようには見えないんだけど、150度くらいの張り出し4mほどか。壁から離れてしまうから、懸垂でホールドを確認するのも一苦労です。


とりあえず、山梨のゾンビ・ルーフ(仮)と呼ぶことにしましょう。

ゾンビ・ルーフはあの傾斜と長さで5.13aとか5.12dとか書かれてます。こいつはそこまでの傾斜も長さもないので、5.13はないのかも。第一関節ジャムとか、オフフィンガーとシンハンドの間のサイズとかで、ジャミングは難しそうですけど、どうでしょう?僕は多分登りませんけど、konさんが乗り気だったのできっとやってくれるでしょう。

○追記
帰りは石和のインド料理「マハラニ」で晩御飯。豆サラダとチキンティッカ。予想をはるかに超える量で、大満足でした。

2017年4月9日日曜日

カンテで切れるロープ

先日の岩掃除で、避けることは難しいのですが、フィックスしたロープがリップで擦れて、気が気ではなかったです。というのも、1週間ほど前に、カンテでロープが切れる映像を見てしまったからです。

Ground fall - Michele Caminati from UKClimbing.com on Vimeo.

UKのElder Statementというルートで、Michele Caminatiさんが撮影中にフォールし、カンテにロープを盛大に擦って、ロープが切断されました。

映像はUKCによってアップロードされ、UKCのウェブサイトにはその報告もあります。
https://www.ukclimbing.com/news/item/71015/elder_statesman_and_a_ground_fall_for_michele_caminati

これによると、Caminatiさんは、3月27日にルートを完登し、その翌日に撮影のために再度岩場を訪れ、撮影中にフォールしたそうです。その際にロープが切断されグラウンドフォール。シェフィールドの病院に搬送されました。手首と踵の骨折の様です。Caminatiさんのコメントの概要は以下の通りです。「メットなしの10mmシングルで登ったら落ちてもうた。ハーフロープで登った方が良かったのかもしれんけど、まあしゃあないね。」

Elder Statementは、Curb Edgeというエリアにあります。Curb Edgeは、Peak Districtの東部に位置し、600ものルート・課題がある大きなエリアです。
https://www.ukclimbing.com/logbook/crag.php?id=21#overview

だいたいこの辺です。



UKCによると、Elder Statementは、2004年にSteve McClure氏によって初登されました。
https://www.ukclimbing.com/logbook/c.php?i=250816

その後、James Pearsonさんが第三登しています。
https://www.ukclimbing.com/news/item/67875/james_pearson_-_elder_statesman_-_hxs_7a

こちらがその時の映像です。最近のボルダリングのW杯に出てくるコーディネーション系の課題みたいなクライミングです。

James Pearson makes the 3rd ascent of Elder Statesman, HXS 7a, Curbar Edge, Peak District UK from Wild Country on Vimeo.

Jame Pearsonさんの第三登を伝える上記UKCのウェブサイトによると、初登者のSteve McClure氏は、カンテでロープが切れるリスクを認識し、太いシングルロープ3本で登ったそうです。その際の映像がこちら。



なお、Elder StatementにはHXSというあまり聞かないグレードが与えられています。これも上記UKCのサイトに解説があります。HXSは現在ではEと表記され、E1、E2とと数字をつけて細分化されています。今でもリスクの測定が難しいルートに付されることがあるとのこと。

今回の事故を受けて、BMCは早速注意を喚起する情報を更新しています。それによると、(1)エッジの鋭さはさほど問題ではなく、ガタガタしたエッジと高い落下係数がヤバい、(2)エッジにを跨がない様にロープをマネージすることが大事、(3)物質量の多い(つまり、太くて重くて密度の高い)ロープが切れにくいそうです。ダブルはいいけど、両方クリップしないと意味ないと、とも。
https://www.thebmc.co.uk/rope-shear-could-happen-to-anyone

なお、こちらが今回の事故に対する初登者のコメントです。
みなさん、気をつけましょう。

フラットホワイト、まずはお掃除

久々の単独登攀の覚悟を決めた週末、甲府盆地は小雨が降ったり止んだり。渓谷には終始霧が立ち籠めていました。

それならばと、かねてより気になっていたモービーディックの左のフェースを見に行くことに。濡れ落ち葉のアプローチを慎重に歩いて、岩の上まで1時間。

あたりをつけてロープを投げて降りてみると、大外れ。ずいぶん左のほうに出てしまいました。せっかく降りたからと、左のほうもよく見ると、こっちはこっちでトラッド・ルートにならなくもなさそう。軽く掃除をしてみました。


既成ルートの終了点は遺跡になっていました。


折れたRCCボルトもあります。

で、本題のフェース。



下から見上げた浅いカンテ状がやはり核心部で、15m弱。抜けそうなカムが入らなくもなさそうなところが3箇所はあった様に思います。NPで登るか、ボルトを打つか、試されますね。NPだったら、「5.12 NP R 40m」ってとこでしょうか。


上から見下ろしたところ。下部のラインどりに悩みますが、オールNPで行くなら右のやさしそうなクラックから入るのがいいか。核心部でボルトを打ってしまうなら、下部は直下の5.11dの既成のスラブから繋げるのが良いか。

吉田さんに倣って、とりあえず名前(仮)だけつけときます。フラット・ホワイト。

2017年4月5日水曜日

シンクラックP day10

暖かくなったってことで、ちょっとだけシンクラックの様子見です。10日目。

岩の上の気温は10度。数日前の雪が残り、岩の正面はもう少し気温が低そうです。上部も下りも雪が積もり、危険。クラックの中を冷気が降りてきます。


しかし、気温が高いぶん体が動くので、助かりますね。

わからなくなっていた初手のムーブをあれこれ考え、ジャムをきめるコツを発見しました。目から鱗。減量の効果もあるようです。

10日間で紆余曲折がありましたが、結局、この渾身のデッドポイントによるジャムをねじ込むことができるかどうかが、ルート全体の成功の鍵になりそうです。

初手のムーブを確認し、手をつけていなかった上部のムーブを探ったら、石和のミスドで仕事をして、帰宅。次に繋がるひと時でした。

2017年4月3日月曜日

ロックビーンズ

朝の散歩で水が抜けたか、体重63.8kg。

軽い軽い。

また難しい課題が登れました。

これから始まる2ヶ月のシンクラックPのシーズン、引き続き気合を入れて取り組みましょう。

マコ岩

楽しみにしていた岩の予定が雪で潰れ、しょうがないので、前から気になっていた岩を見に行きました。

マコ岩です。

白丸の魚道から上に歩いて最初の沢の階段を上がります。岩はその沢の右上にあります。しかし、沢は途中から急峻で歩けなくなるので、左の間伐された杉林を上がります。グイグイ上がって、右の尾根を一つ越えて、最初の沢に復帰したら、上に岩がチラチラと見えてきます。


こちらがお目当の「彼の娘に狂って」5.12aです(多分)。なかなか立派な薄かぶりのフェースです。ただ、残念なことに節理はなくカムもナッツも受け付けてくれないように見えます。少なくとも下から見た限りは。上に回って懸垂下降で確認しないことには、最終的な判断はできません。

また今度。


2017年3月30日木曜日

完登ルート&ボルダーのリスト - 2017年版

忘れないうちにメモ。ルートとボルダーの記録。☆は個人的なお楽しみ度。

2017年版。2017年3月30日更新。

○スポーツルート


ロックビーンズ

これまた久々のロックビーンズ。

ここのところ減量の効果が出てきてます。64.4kg。

僕の体重は、一番軽かったのが御岳で遼をやってた2012年末ごろで、59kgでした。そこから筋肉増量のために体重を増やして68kgまで増やし、2016年の年初から5月までにセンチュリー・フォー・カラーズを登るために54kgくらいまで減らしました。で、その後69kgまで増量して、今度は2016年12月ごろからシンクラックPのための減量をはじめ、64.4kgです。

ジムでは登る量は減らし、強度を上げていってます。触ったことのない色のテープ課題もやってみようってことで、茶色のテープ課題をやったら、初日で登れてしまいました。茶色テープなんて一生登ることはないに違いないと思って一度も触ったことなかったんですけどね。

軽いって素晴らしい。

ちなみに、増量中もスポーツ・ルートのグレードは順調に上がってたし、登れなくなったと感じたことは全くありません。メリハリが大事ってことで。

ところで、あの頃打ち込んでいた遼、未だに登れてません。

荻窪パンプ

ちょっと前の話し。

ずいぶん長いことジムには行ってなかったんですけど、夜に新宿で仕事ってことで、荻窪に行ってみました。移転後初です。

移転直後は、ボテにビョーン、ばっしーんみたいのばっかりだと評判が悪かったですね。で、僕はそんな課題を期待してました。実際行ってみると、ごく普通でがっかり。どれもこれも普通です。

最後の最後にようやくたどり着いたちょっと背伸びをしたグレードの課題が、巨大な丸っこいボテを強烈なビンタで叩くナイスなプロブレムで、大満足でした。僕が登るグレードの課題ではビョーン、ばっしーんさせてくれないようで、次回からは背伸びしたグレードを登ることにします。

で、その課題、巨大なボテのビンタは上に積もった埃をブラシで払うのが肝要と気付いた時にはすでに遅し。前腕がヨレヨレな上に、ボテで前腕をするので擦り傷だらけで痛みもマックス。あえなく敗退でした。

2年後くらいにまた行くと思います、多分。

2017年3月27日月曜日

モービー・ディックのお掃除&リップトラバース&スラブ

なぜだか記録を書くのを忘れてたっぽいです。ずっと前のこと。

一人でモービー・ディックをお掃除しました。RCCボルトは効いている様子です。


1P目の終了点はリングボルト二本に腐れスリング。両手は離せそうだけど顕著なレッジにはなっていないようなので、2P繋げて45mくらいを一気呵成に登ってしまうのが楽しいんじゃないでしょうか。そうなると、50mダブルロープでリード&フォローしラペルか、シングルでリード&フォローで上に抜けるか。2P目の終了点を確認していないのが不安要素。ロープの屈曲も考えると、50mで足りるかどうか。左の前傾壁の視察もしたいので、70mシングルで登って上に抜けて、左をラペルで確認して、ユマールして上に戻って、歩いて降りる、これが正解か。カンテをまたぐロープの流れがリスク要因。60mダブルがあれば問題ないけど、ないものはしょうがないです。

午後はY谷でリップトラバースday2。メンタルバトルで敗退です。スラブも厳しい。


2017年3月26日日曜日

岩探索から魂魄

昇仙峡で岩探索。シンクラックPの予定でしたが、気温が低すぎて中止です。夜から雪になったようです。

まずは長いクラック探し。偶然にもNorlys氏&まによん氏の助力を得て、捗る探索。


狙い通りに40mクラックを発見しました。フィンガーからワイドまで盛りだくさんの内容の予感です。掃除が必要か否かの境目ですが、上に回るのはちょっと大変そうなので、いきなりリードが正解か。初登者も掃除しながらフラッシュしたそうですし。


別のエリアにも足を伸ばして色々。短いコーナーからフレアしたフィンガーのスラブ。もろそう。


クラック2本。この辺りにはあと2本はあるっぽいんですけど、発見できず。また今度。


短いの。脆いか?

最後にロジャーさんの魂魄を登って終わり。ものすごく苦労したんですけど、ロジカルに考えればそうだよねって感じです。現代的で素晴らしい課題でした。足を斜面に擦っちゃったんですけど、とりあえず登れたってことにしときます。

ほとんど登らず、一日中歩きっぱなしでした。クライミングで強くなるだけが目的だったら、こんなことせずに既成のボルダー課題がいっぱいあるエリアに行って一日中登ってた方がいいんでしょうけど、クライミングにおいて価値を生み出すためには、自分の足で歩かないといけないんだと思います。いい岩を登るためにはとにかく歩くこと。いろんな人がそう言ってます。

さてさて、いいクラックをたくさん見てしまいましたが、これらをいつ、誰と、どうやって登るか、それが問題ですね。

スティングレイとアップ

中嶋渉くんがジョシュアツリーのスティングレイを登りまして、その記録を見てて思ったことは、ずいぶん入念にアップしてるなということでした。

で、まとめてみるとこんな感じ。

初日
Tr「午後にやった方が良さそう」

2日目
5.9
Hot Rocks 5.11c
Strawberry Jam 5.9
Tr
RPトライ*1

3日目
5.9から5.11cまでフェースを5本
Tr短め
RPトライ*1

4日目
Loose Lady 5.10aのあたりで数本
Sphicter Quits 5.9
Leave it to Beaver 5.12a
Trムーブ確認
RPトライ*1

5日目
やさしいルートと11aの短いレイバックをソロで何度も
Baby Apes 5.12c
Trムーブ確認
RPトライ*2

という感じで、終盤になる程アップの量も強度も上がっているようです。初日の練習で午後のトライが良いと判断した結果、午前中にたくさん登ることになったという事情はあるかもしれません。午前が良いルートだったらどうなるのかは気になるところです。

アップの多さに比べてRPトライの少なさが目を引きます。最終日の2回以外は1日1回だけみたいです。やりすぎると指がダメになるフィンガークラックゆえかもしれません。

勉強になりました。

2017年3月24日金曜日

岩と雪131号

岩と雪131号(1988年)。



○極限のソロ バフィン島「トール西壁」単独登攀 山野井泰史

○ひとりぼっちのルート開拓 甲斐駒ケ岳赤石沢ダイヤモンドフランケA「岩鼠ルート」秋山亨

二つのソロクライミングの記録がありました。一つは、山野井さんのバフィン島の記録。最近出た『岩と雪ベストセレクション』にも再録されたらしい、よく知られた記録ですね。山野井さんのたくさんの記録の中でも代表的なものみたいです。もう一つは甲斐駒ケ岳に拓かれたルートの記録です。こちらはgoogleで検索してもほとんどヒットしない、マイナーなルートのようです。それでも、どちらも同じような熱量を持っているように思います。

○People 吉川弘 上村聡

○榛名・ライオン岩
一度だけ登りに行ったライオン岩。クオリティは高いんですけど、なかなかあそこまでは足が伸びません。

○城ヶ崎
・八幡野港・チーサイドロック 内藤直也さんら
グラブ、春の午後、ウィニング・ラン、ウィニング・ラン直上、パンピングしないアイアン、しないアイアンⅡ


以下は吉田和正さんを中心とした記録

○城ヶ崎
・八幡野港
ビッグマウンテン宇部商業 5.11/5.11+ ルーフクラック
エキノコックス 5.11+ ナックルジャム
・あかねの浜北面
人生はヒューマン・ライフ 5.11- Tr
スリラー 5.11+
・ヴィラエリア
ヴィラ・フェイス 5.12 Tr 前傾カンテのレイバック
ネコバンザイクリフ 5.12- Tr 前傾クラック

○川奈崎
タコダンサー 5.12+ 前傾クラック
カニダンサー 5.13 Tr ルーフクラック
吉田ブログでは、タコダンサーは5.12c/d、カニダンサーは5.13bとされています。
・竜宮城エリア
ジェネシス 5.11 凹角状フェイス

○トモロ岬
ハニー 5.11+ Tr フェイス
宣言! 5.9 Tr コーナークラック
攻撃! 5.10- Tr クラック


○城山南壁 國分さんなど
トントン拍子、ブルースカイ、パンプきん

○小川山
・涸沢岩峰群4峰下部スラブ
ウェイター 5.11a/b 8m
・フェニックスの大岩
鞍馬天狗
・左岸スラブ
チャンス
・妹岩
ノー・モア・レイン
・兄岩
反射炉はデイドリーム
・屋根岩2峰
おてがらブルースさん、蜘蛛の棟十郎
・あみだ岩
大当りトラヴァース

○唐沢岳
幕岩「左稜大町ルート」

○穂高岳
屏風岩東壁「トリプルジョーカー」

○甲斐駒ケ岳
赤石沢Aフランケ「毒蜘蛛ルート」

○石巻山
ブレイクスルー

○立岩
アイドリング、オーヴァーレヴ、ハイサイド

○福岡・矢部川
奥日向神・FGCフリールート 7P 5.12-

○比叡山
2峰奥壁「展望台ルート」




2017年3月21日火曜日

シンクラックP&右のワイド

好天を狙い、アイスドール。

今回は手前の林道を右に折り返して、明るい方のルンゼからアプローチ。途中、二股に分かれるところで、スラブのフィンガークラックの左のルンゼに入り、本来のアプローチに合流。登りは少々急だけど、明るく暖かいので冬はこれが正解のような気がした。

おしのさん、見事一撃のナイスクライミングでした。帰りは正規アプローチで早々に車に戻りました。

大きく移動して、下のフィストとか下のワイドとか言われてる正式名称「仰げばみ空に きらめく明星(あかぼし)」。二度目のリードは、一回目よりもスムーズに登れるようになりました。プロテクションをスリングで伸ばしたりといった技術も、こういう小さな岩での経験の積み重ねでしょう。

お次はシンクラックP。9日目か?前回は地面が凍結してツルツルになっていて滑落するかと思いましたが、今回はすっかり溶けていました。しかし、岩はまだ冷たくて、本格的なシーズンはまだ先ですね。それでも前回よりは体が動き、初手のガストンは止まり、二度目の右手のジャムができたようなできなかったような、というところ。先は長いです。何年かかるかわかりません。気長にやりましょう。バッタ先生のプロジェクトは6年。僕はまだ半年です。


最後は右のワイドとか上のフィストとか言われてる山森さんのワイド。何度もやってまだ登れていなかったのですが、今回ようやくリードに成功しました。しかし力ずく。短いから落ちませんでしたが、これが縦に2個続いていたら力つきることは必定です。もっと力を抜いて、鼻歌交じりに3往復くらい出来るような登り方を身につけないといけません。

帰りは豚カツに敗退し、インド料理。甲府盆地におりて、スーリヤというインド料理屋です。期待と不安が入り混じったビリヤニは失敗でしたが、タンドール料理は美味しい。次回はマサラを試したい。


2017年3月16日木曜日

クライミングジャーナル23号

クライミング・ジャーナル23号(1986年)。


大津・大戸川ボルダーエリア

城ヶ崎、八幡港 アマゾン 5.10c 吉田和正、大工英晃、奥谷大典

城ヶ崎 チークボーン 5.10c 吉田和正

奥多摩・マコ岩 あの娘に狂って 5.12a 松島晃

北海道・石垣山 
ソルティドッグ、サブちゃんクラック

明星山P6南壁左岩稜、P5南稜末端壁愛のスカイラインルート

城ヶ崎通信その3
いがいがね・まるね、あぶなね・ながね、おとじろう、しりいだしボルダーエリア、

ROCK & SNOW #75

ロクスノ75号(2017年冬)。


○エル・キャピタン新時代 Free El Cap 2016
アダム・オンドラ Dawn Wall 5.14d
オンドラくらい強ければそうなるよねって話し。

ヤコポ・ラルケル&バルバラ・ツァンガール Zodiac 5.13d
これはデートです。

ヨルフ・ヴェルホーヴェン Dihedral Wall 5.13d
5.12+のオフウィズスが出てくるビッグウォールって、何?

セバスティアン・ベルテ Heart Route 5.13b V10
スラブのクライムダウンについては考えなければ。

ロビー・フィリップス Pre-Muir 5.13d
今回のヨセミテ記事の中ではこれが一番いいですね。高い壁は、下から攻めて一気呵成に登り切るのがかっこいいです。少なくとも第二登以降は。


○アレックス・フーバー&ファビアン・ブール ナランホ・デ・ブルネスの伝説のルートをフリー化 アレックス・フーバー
冒険的クライミングの素晴らしい記録。


○僕らは考える石ころである 植田幹也
やり抜く力について。とても大切なこと。


○特集・クライミングを科学する
ムーブの原理を解析し、より効率的な登り方を検証する 東秀磯
考えるキッカケとしてはいいかもしれないですね。

クライミング中の心拍を考察 HRのコントロール 西谷善子

クライマーズトウがパフォーマンスに及ぼす影響 岡坂政人
これはみんな読んだ方がいいね。特にクライミングを始めて間もない人は、カラファテに行く前に読んだ方がいい。クライマーズトウ→歩く機能の低下→歩くことで指を壊したりすると思う→日常生活に支障ということですが、どうでしょう?
予防トレーニングもいいけど、足指が伸びる足に合ったシューズを足指が伸びるサイズで履く方がいいんじゃないかと思います。そうじゃないとフットジャムできませんし。


○クロニクル

小川山・仏壇岩前衛壁・ペンギン岩 LSへようこそ 2P 5.10a/b

瑞牆山・リアス式エリア 愛情あんサンド 5.13c R 20m 横山勝丘

豊田・大田城址 煌(KIRA)5.13-

尾鷲・ナサ崎 カイフォール 1級
ルーフ7mのクラックボルダー

武庫川ボルダー Unbidden Heart V14/五段 中嶋徹

倉上慶大、覚醒を第二登。

武田斉太郎、日蓮崎の岩戸。フレンズ5番は「ひろ子」。


○地球の登り方 第二回 インディアンクリーク


○たまにはマルチ 城山 エキスカーション 6P 5.10c
これを見た数日後に城山南壁に行ったら、強風で吹き飛ばされて死ぬかと思うスリリングなクライミングになりました。


○ギリシャ・レオニディオへの旅 安間佐千
なんということもない。


○礼文島のアイスクライミング 高柳傑
アイスのことはわかりません。


○セルサンク北壁初登攀 ミック・ファウラー


○パンピで空中散歩 鈴木伸幸

2017年3月14日火曜日

湯河原幕岩・正面壁

トラッド・トレーニングで湯河原幕岩。例によって天気が悪いです。

そして例によってトポを持っていなかったので、方針は「おしのさんに言われるがまま」。

No. 1ルート(5.10a)、オンサイト。核心部はフレアしたクラックに第一関節ジャムでずり上がりました。5.10a?おしのさんはもっと楽そうに登っていたような気も…

小ハング右凹角ルート( 5.10a)、オンサイトしたかったけど、上部で左にトラバースすべきところを直上して右のルートに迷い込み、落ちなかったけど別の終了点に到達してしまいました。核心部のハング越えは右手のワイド・ハンドでちょっと厳しかったんですけど、おしのさんは早々に右に出て楽そうに登っていたような気が…
このルートは、岩と雪84号では、No. 6ルートとなっています。当時は数カ所にピトンが打たれていたようです。

No. 3ルート(5.10a)、オンサイトしたかったけど、先ほど迷い込んだ上部は初見ではなくなってしまっていました。落ちなかったけど。上部の残置プロテクションは使いませんでした。

小ハング左凹角ルート(5.10c)、核心部でムーブがわからずテンション。これは実力不足。
このルートは、岩と雪84号では、No. 5ルートとなっています。当時は数カ所にピトンが打たれていたようです。

使ったことのないスモールカムを使ってみたりして、大変勉強になりました。

○湯河原幕岩・正面壁

湯河原幕岩正面壁は、1981年に岩と雪84号で発表されました。そこでは、No. 1ルートからNo. 13ルートまでの13本のルートが紹介されています。そのうちNo. 1から7がフリーのルート、残りはエイド・ルートです。

今はもうないNo. 2ルートは、その後にロングランという3Pのルートが上書きされて消えてしまったようです(関東周辺の岩場より)。この辺りの経緯はこれから調べてみます。

No. 5ルートが、小ハング左凹角ルートです。No. 6ルートが、小ハング左凹角ルート。

No. 4ルートは、No. 2ルートの左で、100岩場等では守屋ルートと呼ばれているものです。グレードは5.10a、NPです。ロクスノ69号の菊池さんによる整備では紹介されていません。

No. 7ルートは、下部はフェース、上部はチムニーのルートでした。当時は当時は数カ所にピトンが打たれていたようです。ロクスノ69号の菊池さんによる整備では、上部チムニーのみが5.7(NP)として紹介されています。

No. 8以降は、その後フリー化されていろんな名前がついて現在に至っているようです。

最近ではロクスノ69号(2015)に、菊地さんによる整備後のルートが紹介され、これまでのトポでは多すぎたルートが大幅に間引きされ、グレードも改定されているようです。今回記載したグレードはこれに依拠しています。なお、ここで紹介されていないルートの中にも、ナチュラルプロテクションで登れるナチュラルなルートはありそうです。自由な目で岩を見たいものです。

ところで、この岩場は、暖かい気候がそうさせるのだと思うのですが、人の手を加えないと枝や草がどんどん伸びて収拾がつかなくなるようです。整備が必要なのですが、継続的に岩場に通っている人でなければ、どこにどう手を加えるべきかは判断できません。岩場を維持するためには、そこに継続的に訪れる特定のクライマーの存在が欠かせないのだと思います。そんなことを考えていたら、障子岩には年に数回は必ず登りに行くようにしようという気になりました。あれだけ楽しませてもらった者の責任として。

2017年3月8日水曜日

パタゴニア・クライミング、Heart Route

聞きしに勝る猛烈な風が吹き下ろし、スラブを登る体と壁の間を吹き抜け、体が壁から引き剥がされる。

パタゴニアでのクライミングの厳しさを知りました。

全6Pのマルチピッチ・クライミングの予定でしたが、あまりの吹き荒れる風に身の危険を感じ、2P目途中で敗退しました。

どんな環境でも力を発揮する強さが欲しいです。

そのあとは、下部のショートルート。トポを持たなかったので、おしのさんに案内されるがままに。

ハートルートというルートを登りました。ハートの形の真ん中を突っ切るルートです。

家に帰って調べて知ったことですが、1981に戸田直樹さんによって初登されています。このあたりは國分さんの縄張りというイメージしかありませんでしたが、歴史があるのですね。

ハートルートといえば、Heart Route。ヨセミテはEl Capitanに引かれたビッグウォールのルートです。Heart Routeは2015年にメイソン・アール氏によってフリー化されたことでちょっとだけ話題になりました。

MASON EARLE BREAKS DOWN HIS FIRST FREE ASCENT OF EL CAP’S HEART ROUTE

ルートの初登は1970年。1970年台後半にヨセミテを訪れ、日本にフリークライミングの風をもたらした戸田直樹さんは、ヨセミテのハートルートも登ったのでしょうか。記録を読み返したいと思います。

僕の登りはというと、下部のハングの乗っ越しでオブザベを誤ったものの、仕切り直して突破。上部は、下から眺めただけではホールドが見えません。アンダーホールドを使うのはわかったので、一か八かで体を引き上げると、ありました。ナイスなクラック状ホールド。オンサイト成功。5.11aのオンサイトは、自分にとっては最高のグレード。小川山のパズルに続いて2度目、2年半ぶりでした。最近全然やってないスポーツルートでいい登りができてとても嬉しい。

そのあとは、2つのハング越えからスラブを登るルート。仰げば尊しというルートでした。こちらもハング越えのオブザベを間違ったけどなんとか修正して、オンサイト。

この日はスラブが多く、最近よく話題にしている人差し指問題についてまた考えました。この手のちょっと悪いホールドが続くクライミングでは、人差し指が使えるようになるともっと楽に登れるような気がします。検討は続く。

マルチの練習はあまりできなかったけれど、いい1日でした。

ところで、この日の本来の目的地は強風のパタゴニアではなく、ぽかぽかと暖かい伊豆はずでした。ところが着いてみればそこはパタゴニア。ここと湯河原を合わせて暖かいと言われる伊豆方面には6度行きましたが、強風極寒と雪で、6戦5敗。騙されてはいけません。あ、日蓮崎は暖かかった。7戦5敗。

2017年3月6日月曜日

リップトラバース、アイスドール、シンクラックP

ちゃんと登るのは正月以来の昇仙峡方面。

まずは以前目をつけたリップトラバースの掃除とムーブ探りをアップとしました。


左足ヒールをかけて、右手を送って、左手を寄せて、左ヒールを寄せる、その繰り返しで、右端まで行ったらマントル、というシンプルな課題になりそうです。全身がよく温まります。

次回完成予定。

それから、アイスドール。3度目の松氏は粘りに粘ってRP成功。お見事でした。

この辺りは南向きの斜面で基本的には暖かいのですが、アイスドールの取り付きだけは極寒です。風もとても強い。ビレー中に体がキンキンに冷えてしまいましたので、フォローで登って温めました。フォローとはいえテープなしで登れたのは成果です。

そのあとは、シンクラックP。

離陸しての初手が取れません。あれこれやってガストンはとまるけど、そのあとジャミングがうまく入らない。いかにして壁に近づくか。ここ数日twitterでやりとりのあった人差し指、虫様筋、リスト辺りの話がヒントになりそうな気がします。早々に第一関節の皮が破け、ささくれからの出血が止まらなくなって、終了。

最後は暗がりの中でナメクジスラブをセッションして終わり。

2017年3月2日木曜日

岩散歩

ちょっと前のこと。


お弁当とコーヒーとお菓子を持って散歩しながら目に付いた岩を登るようなボルダリングが楽しそうです。

2017年3月1日水曜日

久々の障子岩でトラッド・トレーニング

丸々一年が空いてしまった障子岩。変わらず静かでいい岩場でした。

南西面はキンキンに冷えた冷蔵庫、南東面は晴れれば南国というところも変わらず、気持ちよく過ごせました。

南東面下部からマルチピッチに見立ててトレーニングです。アプローチ・ピッチの後、2階の「ペッペッぺの羽田さん」をナチュラルプロテクションで登り、3階の「チーム・レッドボルト」につなげます。

そのあとは、3階の斜面を使ってアンカー構築の練習。

最後にもう一度「チーム・レッドボルト」をナチュラルプロテクションで登って終わり。

大変勉強になりました。

フィックスを張りかえる時期が来ているようで、なんとかしないといけません。あと、終了点のアンカーも打ち換えたい。

いろんな岩場の話を聞いて、大きな岩へのモチベーションを大いに高めた1日でした。


2017年2月28日火曜日

奥多摩トラッド&奥多摩クラック

近場でも上達できる、奥多摩のトラッド・クライミング&クラック・クライミング(一部、奥武蔵を含む)。

随時加筆する予定。

2017年2月 zの岩場・COMPASSIONを追加。鳩ノ巣ダイノを追加。
2017年2月 障子岩・チーム・レッドボルトを追加。

◆御岳ボルダー

東京からもっともアクセスの良い岩場。まずはお手軽なボルダーで練習しましょう。

既発表課題としては、丸こんにゃく岩のチョックマン。その他、デッドエンド一番左、発電所対岸のA岩・B岩の隙間が2本(こちらを参照)、ロッキーボルダーとin Tokyo!の台座の隙間(こちらを参照)など。

A岩・B岩

クライマー返しは、世にも珍しいナックルジャム。


◆大丹波ボルダー

ちょっと足を伸ばして、クラックらしいのも登ってみましょう。

山野井さんによって紹介されたボルダークラックが3本。フィンガーとハンドの入門にいいです。下地がよろしくないのが難点。上に支点になる木がないので、トップロープするならカムで支点構築。日本登攀クラブのウェブサイトを参照。

ダイバーさんブログから

そのすぐ近くに、松氏と一緒に掃除してダイバーさんと一緒に登ったワイドクラック。場所は、行けばすぐわかります。チキンウィング、アームバー、ヒール&トー、Tスタックと、ワイドの基本技術を練習できてとてもいいです。カムでリードも、トップロープも可。情報はこちら



◆鳩ノ巣ダイノ
鳩ノ巣渓谷の遊歩道脇のボルダー課題。フィンガージャムからランジ。ここを参照。



◆天王岩

アクセスの良いスポーツ・クライミングの岩場。

看板ルートの一つであるクラックジョイはボルトルートで普通はフェースムーブですが、上部はカムでプロテクションが取れ、ワイドムーブでも登れるかも。

左スラブと右の岩のコーナーにクラック(5.7)。


◆聖人岩

こちらもスポーツ・クライミングの岩場。

貂が見ていたの左のチムニー。バック&フットの練習ができます(こちらを参照)。

《モモンガキッド》。ボルトが打たれた前傾クラック。ジャミングでも登れる。たぶんカムでプロテクションは取れる。


◆白妙橋

これまたスポーツ・クライミングの岩場。可能性はいたるところに眠っています。

ケンシローなどがあるカワラフェイスの右に、数本のクラックがあります。チキンウィング、アームバー、リービテーション、フィスト、ハンドと、クラックの各種技術の練習ができます。クラックを登る練習をしたければとりあえずここに行っておけばいいと思います。こちらを参照。


以上のクラックを横切り、左上に抜ける課題が、山野井さんによって紹介されています。山野井通信を参照。ルーフ・クラックのムーブを体験できる貴重な課題です。

正面壁左のスラブのルート《カーチェイス》は、ボルトルートですが、カムとナッツで登れます。ナッツの練習にはいいと思います。情報はこちら



◆障子岩
南東面のボルトルート《ぺっぺっぺの羽田さん》、《ジェラシー'95》は、ムーブは完全にフェースですが、ナチュラルプロテクションの練習ができます。

《ワイルドハート》もカムで登られているようですが、たぶん危険です。日本登攀クラブのウェブサイト参照。

南東面3階のボルトルート《チーム・レッドボルト》はナチュラルプロテクションで登れます。

南東面1階のアプローチを1P目と見立てると、2P目に《ぺっぺっぺの羽田さん》あるいは《ジェラシー'95》、3P目《チーム・レッドボルト》とし、ビレー点も含めて全てナチュラルプロテクションで登るマルチピッチの練習に使えます。冬の奥多摩で暖かい空気に包まれて練習ができる貴重な岩場です。


◆ヒドゥン・ロック

秋川・障子岩近くのヒドゥン・ロックに、ハンドサイズのクラック(5.10a?)。ハンドジャムの練習に最適。こちらを参照。ヒドゥン・ロックについては、RCTさん。



◆河又

シュテファン・フェイスの左奥の短いワイドクラック。簡単です。下地が崖なので、ボルダーは危険。こちらを参照。

洞窟の中のルーフをつなぐボルダー課題《朋有自遠方来》、通称「順子ルーフ」。フィンガー、ハンド、オフウィズス、チムニーなどで、初段。こちらを参照。



◆むかしクラック

山野井さんによって紹介された、むかし道沿いのどっかぶりのクラック(5.10c)。日本登攀クラブのウェブサイト参照。



◆三峰ボルダー

いろいろ可能性あり。こちら



◆奥多摩の岩場

奥多摩某所のスポーツ・クライミングのエリアの片隅の前傾水平クラック( 5.10+?)。こちらを参照。



◆北秋川

水滴穿石の左の小さなワイド、腹ジャム。


近くの山のフィンガークラックは、プロテクションの練習ができます。


◆Zの岩場

某所で復活中。今あるルートは1本。スモールナッツとスモールカムのプロテクションがいい感じ。SOLIDARITY。ここを参照。


2017年2月、1峰正面のエイドルートをフリー化し、2本目のルートを追加。COMPASSION。上部カンテのムーブがとても楽しい。ここを参照。



◆Iの岩場
トラッドのエリアとして開拓された滝の裏側の岩場。僕は一度見に行っただけ。


2017年2月20日月曜日

完成・COMPASSION@zの岩場から、鳩ノ巣ダイノ

快晴の良い日、前回の試登で前進のあったzの岩場1峰正面のラインを完成させに、奥多摩に向かいました。

まずはトップロープでプロテクションとムーブの確認。前回の反省から、今回はキャメC3を持って行きました。出だしの抜けそうなマスターカム紫にかえて、C3赤。不安だった核心部のプロテクションにマスターカム紫を回し、安心して登ることができるようになりました。

C3赤はマスターカム紫と青の間のサイズ。奥行きも狭いので、使えます。奥多摩トラッドでは特に有効。昇仙峡のセンチュリー・フォー・カラーズでも活躍しました。

プロテクションの不安がなくなったことで、最初のRPトライで成功し、ルートを完成させました。

COMPASSION

下部の厳しい1ムーブと、ヒールフック、トーフック、ニーバーを駆使して登る上部ランナウト。なかなかのルートだと思います。多分5.11くらい。

松氏はトップロープで3度。プロテクションに自信が持てれば、登れそうです。

この岩場には、7本のルートが設定されています。ほとんどがピトンとボルトのエイドです。最初に登ったSOLIDARITYは、そのうち2本をつなげてフリー化したもの。今回のCOMPASSIONは、その上部にあります。2Pをリード&フォローで登っても楽しいでしょう。

他にも岩峰があと5本。フリーのルートを作れるかどうか、再訪が楽しみです。この岩場は日当たり良く、RPトライ時はフリースもいらないくらい。逆に、木の葉の生い茂る春以降は木陰になって、涼しいです。晴れの日にまた行きたいと思います。

下山後は、例によって鳩ノ巣エリアでボルダリングです。


フィンガージャムをきめてランジ。ランジの一手が止まったら終わりかと思いきや、そんなことはなく、上部でホールドが消えます。最後は木にマントルを返して終わり。緊張感のあるクライミングでした。

この課題を、脚立も長ブラシも使わずに下から登れたことは、大変嬉しいことです。




だいたいこの辺にあります。

2017年2月13日月曜日

トッド・スキナーのプロジェクト

トッド・スキナーのプロジェクト。
http://www.climbing.com/people/the-unfinished-projects-of-todd-skinner/

Climbing誌のweb版を読んで、いろいろと考えちゃいました。

There is an unwritten rule in the climbing world; when someone is working on a project you don’t touch it until they’ve finished. Climbers respectfully stay off a route while the finder cleans it, studies it, and sometimes makes countless failed attempts to figure out how to make it go.

これは鈴木英貴さんのスティングレイの初登にまつわるエピソードを思い出させますね。また、日本にもこの慣習は存在するようで、しかもプロジェクト単位ではなく、公開前の開拓中のエリアには丸ごと手を出さないという暗黙のルールがあるようです。

さらに、場所によっては公開されてるのに初登禁止というエリアまであるそうで、少し前に話題になってましたね。

サルモネラ登攀日記:公開プロジェクトとは何なのか、
http://saruzaemon.exblog.jp/22715749/

他方で、豊田の岩場では誰のプロジェクトでも登るのは自由という伝統があるとの見解も示されています(本当にそうなのかは知りませんので、豊田で他人のプロジェクトを登って殴られても僕は責任を取りません。)。

豊田・大田の煌(KIRA)初登セッション & 豊田の岩場開拓の伝統
http://jiyujinclimbing.blog2.fc2.com/blog-entry-780.html

少なくともナチュラル・プロテクションのルートとボルダリングの課題に関しては、誰でも登っていいことにするのがいいと思うので、僕がやってる最中のクラックを誰かが登っても殴りません。自分で登りたいルートのありかは人には教えません、ケチなので。自力で探した人が登るのを妨げることはできません。どうしても自分で登りたいクラックを誰かが発見してしてしまった場合には、「ご勘弁を〜」と土下座して懇願します。それでも登られてしまったら、自分の弱さを悔いるのです。

もうひとつ考えたこと。

But what happens when a route’s original pioneer dies before its finished? 

これで思い起こされるのは、やはり吉田さんが残したルートや課題のことですね。とりわけデイドリームを誰が完成させるのかは、誰しも気になることでしょう。そのデイドリーム、1980年代半ばにはすでに「デイドリーム」と呼ばれていたようです。池田功さんがトライしていたという話も聞きました。吉田さんがデイドリームへの挑戦を始めたのは、コブラクラックへの挑戦から帰ってきた後、2007年頃のことのようです。池田さんはもちろんdieしてませんが、このクラックは「オープン」だったのか、それとも了承を得たのでしょうか。もうクライミングはやめてしまっていたから、その必要もなかったのかもしれませんが。

記事の中で紹介されているプロジェクトのひとつ、Strawberry Roan。



このルート一本を見ただけで、トッド・スキナーがいかにvisionaryであったかを想像することができます。

それから、アレックス・ホノルドが登り、The Giftと名付けたプロジェクト。
https://vimeo.com/groups/gryftrek/videos/62627696
https://vimeo.com/channels/500578/62628710

visionを持ってクライミングに取り組みたいものです。

2017年2月12日日曜日

マーブー

ちょっと前のこと、随分と久しぶりにマーブー。2年ぶりくらい?

バランス系スラブとか、ボテボテしいのとかが楽しいですね。

次の週末は奥多摩トラッドを完成させ、その次はシンクラックPに戻りたいところです。



2017年2月6日月曜日

クライミングスポット まっくす

午前中で仕事を終えて、お昼からいけるジムを思案し、まっくすさんがジムを開くと聞いたのを思い出し、調べたみたら前日にオープンしてました。

スラブが広くて面白い。

そしておしゃれ。

平日13時から開いてるので、夕刻からの仕事の前に行くのに良さそう。

課題が充実してきた頃にまた行きたいと思います。

http://www.climbing-max.com

https://www.facebook.com/クライミングスポット-まっくす-1505769142770127/


2017年2月2日木曜日

スチャダラ通信第8号「もう無理、寒い」

気温8度。10度以下のボルダリングは無理と分かりました。思い返すと、寒さを感じながらのボルダリングで良かったことは一度もないです。

極度の冷え性で、指先が冷える。

足先も冷えて、冷たいシューズを履いてられない。

体が冷えて動かない。

ストレスフルで登る気持にならない。

対策はいろいろできそう。手の甲が冷えると指が冷えるので、指なし手袋を着用(ジャミンググローブを転用)。ポケットにカイロを入れて温める。シューズは懐に入れ、カイロを入れて温める。背中にカイロを貼り、時々走る。

これだけやれば登る環境はできそうな気はするが、それをやるか?と疑問が頭の中には浮かぶ。暖かくなってから来ればいいんじゃないか?他方で、寒くてもなんとかしてムーブを見つける時間を確保しないと、登れないんじゃないか?とも。

あと一回だけ行ってみましょうか。

2017年1月30日月曜日

奥多摩トラッド@zの岩場から、フィンガージャム&ダイノ・ボルダー

久々に帰ってきました、奥多摩トラッド。長い長い花崗岩のシーズンがあけ、日当たりの良い岩場でヌクヌクとクライミングを楽しむべく、帰ってきました。

昨年6月にエイドルートをトラッドでフリー化し、SOLIDARITYというルートを作ったzの岩場。そこにもう一本のルートを拓こうという算段です。半年前に続いて2日目。

まずは松氏がトップロープで試登。巨大なフレークを抱えたまま落っこちて来て大笑いでした。この岩は表面が風化していて、まだ安定していないところがあります。

さて僕の番。テラスから離陸して、まずはクラックからはみ出た木の根にデッド。それをマッチして、次のプロテクションをセット。

離陸時のプロテクションは、こんな感じでした。


マスターカム紫と、ストッパー#3。不安です。

次のプロテクションは、手前に引いたら飛び出しそうなマスターカム黄。とても不安なので、ナッツを一本入れたいところです。入れてる間に木の根が折れないかが不安です。

あとで前回の記録を確認したら、「核心部のプロテクションはマスターカム紫&C3赤でなんとかなりそう」と書かれてました。これは離陸時のプロテクションの話なのか、それとも次のプロテクションの話なのか、すっかり忘却の彼方です。次回はC3を持っていきましょう。

ムーブ的な核心部は、両足を壁面スメアで右手のデッド。それが決まればしばらく安心。

休めそうで休めない中間部をこなした後、上部はリップまで4mのランナウト。カンテを絡めてヒールフック、トーフック、ニーバーなどを駆使してのバランシーなムーブが続きます。最後の最後のエッジを握る力が残っているか否かが、歓喜の瞬間と恐怖の数秒間の分かれ道です。笑が止まりません。


期待通りに暖かい日差しの中で楽しいクライミングでした。2人で2回ずつ試登して、終了。

あとは締めのボルダー。


フィンガージャムからランジです。ここに着いた時点ですでにヨレヨレでしたが、だんだん調子が出てきて、ランジには成功しました。しかし、それで終わりではなく、また次回。

2017年1月18日水曜日

Brexit

トラッド王国UKはどこへ行くのか。長いから後でちょっとずつ。




"A little over six months ago, the British people voted for change.


They voted to shape a brighter future for our country.


They voted to leave the European Union and embrace the world.


2017年1月17日火曜日

シンクラック偵察と魂魄

ちょっと足を伸ばして、シンクラックPを見てきました。

濡れてはいません。しかし、足元に残る雪のサラサラ具合が、この場所の寒さを教えてくれます。

登るには寒すぎるかもしれません。

帰りに魂魄。

手が出る前に右足が切れて安全に着地。この傾斜でフットホールドが悪いと、全然対応できません。

寒すぎ、手が乾きすぎ。このコンディションにも対応できません。

2017年1月6日金曜日

スチャダラ通信第7号「ふりだしに戻る」

一人で神戸ボルダー、スチャダラです。

御殿場方面に居を移した強い若者と会いました。ここで会うのは2度目です。

さて、年末に娘と「すごろく」をやりまして、10コマくらい進んだところに「ふりだしに戻る」があって、そこに8回くらいハマりまして、娘1号がゴールしたころになっても僕はスタート付近にいました。

2週間ほどあいたスチャダラもふりだしに戻りました。

なんだか何もできなくなっていて、初手も、トーフックも、ヒールフックもできなくなってました。

体が重いのは、キャンプ生活で力が落ちているからか、ここのところジムをお休みしていて強傾斜を登っていなかったので弱くなっているからか。

ホールドを保持している感触を得られなかったのは、岩が乾燥しているからか、湿っているからか。指先が乾燥しすぎているのか、ぬめっているのかも分かりません。この手のツルツルの石灰岩がキンキンに冷えたものをどう扱っていいのか、経験がありません。

若者によると、お昼頃の方がコンディションがいいんだとか。

最後は気合を入れてヒールフックからの一手だけはできるようにして、終了です。粒踏みは遠い。

今のところヒールフックからの一手が最も負荷が低いムーブなので、毎度ここから始めて体を温めるのがいいのかもしれません。

慣れれば登れるというものではないようで、しっかりジムで鍛え続ける必要がありそうです。

また行きます。




2017年1月4日水曜日

2017年の目標

2017年は、スラブのRPグレードの追求と、トラッドルートの数の追求です。

これまでに登ったスポーツルートは約100本、最高グレードは12b(だけど、グレードがおかしく激辛という話も)。スラブは約60本、最高グレードは11c(と言っても、ライン取りが怪しいやつ)。トラッドルートは約30本、最高グレードは12b。トラッドルートの中でも、まともなクラックは25本ほど。

これだけ見たときに目立つのは、スラブのグレードの低さと、トラッドルートの数の少なさ。ここを補っていきましょう。ついでに、スラブについてはオンサイトも大事にしたいので、確実にオンサイトできるグレードの向上も目指しましょう。トラッドルートはひたすらオンサイトトライ。2回目などありません。

ボルダリングもやりたいですね。ボルダリングのグレードは2011年12月以来、変化がありません。

と、目標を積み上げていくと、結局いろいろやりたいってことで。

2016年のまとめ

遅くなりましたが、2016年をまとめときます。

2016年に新しく登ったルート。☆は個人的なお楽しみ度。

○スポーツルート

ルート名グレード岩場RP日コメント
ワイルドハート5.11a障子岩
南西面
2016年
1月
☆☆☆
上部ムーブの緊張感が素晴らしい。
2日。


○スラブ

ルート名グレード岩場RP日コメント
小さな親切
大きなお世話
5.10b小川山
プチロック
2016年
7月
☆☆☆
緊張感とムーブの面白さを兼ね備えた素晴らしいグラウンドアップのルート。
マスターOS。
ウィスキー・キャット5.10a小川山
ガマスラブ周辺
2016年
7月

長くてオンサイト・トライにはいい。
OS。
KC’S Banana Cake5.10a小川山
ガマスラブ周辺
2016年
7月
下部は面白い。
マスターOS。
ぶんぶく5.10a小川山
続おじさん岩
2016年
7月

短く厳しいムーブでいい。
マスターOS。



○トラッド

ルート名グレード岩場RP日コメント
センチュリー・フォー・カラーズ5.12b昇仙峡2016年
5月
☆☆☆
何もかも最高。
走れメゴズ5.11?昇仙峡2016年
2月

フィンガージャムの練習に最適。
走れメゴス・ライト5.11?昇仙峡2016年
5月

フィンガージャムの練習に最適。
SOLIDARITY5.10?Zの岩場2016年
6月
☆☆
たぶん初登。小さいプロテクションが楽しめる。
アイスドール5.10?KB岩2016年
7月
☆☆☆
全長30mで、ずっと楽しい。ロケーションも最高。
オンサイト。
仰げばみ空に
きらめく明星(あかぼし)
5.9KB岩2016年
12月

勉強になりました。
1日。


○マルチピッチ

ルート名グレード岩場コメント
トキオ83'(2P)5.10b、5.9小川山
屋根岩4峰

1P目コーナーが緊張感あっていい。2P目見えないところに突っ込むのが楽しい。
2016年7月(1Pをフォロー、2Pをリード)。



○ボルダー

課題名グレードエリア完登日コメント
閻魔帳山梨2016年1月☆☆☆
見た目もクライムも極上の隙間。
2日。
山梨2016年3月☆つるつるの花崗岩に張り付くのが楽しい。
初登。1日。
遥近くのフィンガー山梨2016年3月
ルーフのフィンガージャムが楽しい。
1日。
大丹波ワイド大丹波ボルダー2016年3月
立派なワイドクラック。
初登。1日。
傷心物語山梨2016年4月面白い見た目。
1日。
正統派山梨2016年4月正統派ワイド登り。
初登。1日。
パックマン山梨2016年4月不思議な形状のワイド。
初登。1日。
ルーフ隙間山梨2016年4月
ハンドジャムでのルーフのムーブが最高。
1日。
まきびとひつじを
守れるその宵
KB岩2016年11月奮闘的なワイド。
1日。
たえなるみ歌は
天(あめ)よりひびきぬ
KB岩2016年12月☆☆
ドスラブ
初登。6日。
ドンキーカンテ1級小川山2016年8月
緊張感がとてもいい。
2日。
カバくん2級?北秋川ボルダー2016年1月
奥多摩で最も低い課題?個性的なムーブが最高に面白い。
カンテ右3級?昇仙峡2016年5月
影絵エリア。カンテ登りは面白い。
カンテ左3級?昇仙峡2016年5月影絵エリア。カンテ登りは面白い。


2016年は多くの時間をトラッドルートのために過ごしました。最大の成果は、「センチュリー・フォー・カラーズ」。今年の梅雨入りまではほぼこれだけに全ての時間を捧げたと言ってよいでしょう。梅雨入りから夏は天気の巡り合わせも悪く、ほとんど登れず、秋以降はシンクラック・プロジェクトに取り組んでいます。登ったルートの少なさはこの2本のルートが原因です。

そんな中でも、「小さな親切大きなお世話」というスラブ、「アイスドール」というクラックの2本をオンサイトできたのは、素晴らしい体験でした。

それから、ズリズリ有志の会の活動の成果も、嬉しいことです。

スポーツルートは他のジャンルに比べて進んでいるので、2016年に進展がなかったことは問題ではありません。スラブの成果が少ないのが気になるところです。いつまでも変わらないボルダーのグレードも。

2017年はちょっと方向性を変えてみましょう。

年末年始キャンプ・7日目「センチュリー・バレーから地獄へ」

キャンプ7日目。

「いつもの場所」は、2日に1度の頻度で、ドリフト族が現れるようです。

午前中はロジャーさんとセンチュリーバレーでボルダリングです。



この岩はかっこいいです。先っぽが尖ってます。前から言ってますが、かっこいい岩の条件の一つは、先っぽが尖ってることです。

そして、課題も素晴らしい。今日傾斜をダイナミックムーブでバシンバシンと登ります(登れれば)。瑞牆あたりにあったら超人気課題になること間違いなし。僕はそういうのが苦手なので、登れません。飛び出す勇気を持てるようになる前に、左手の小指の皮がベロっといって、終了です。左手の持ちどころにコツがあることに早く気づくべきだった。連日のクライミングで、体も重いです。

ロジャーさんは、岩の右から回り込んでくるリップトラバース。


かなり厳しそう。一部ホールドがガビガビだし。ロジャーさんもやはり体が重そうで、深追いはせず移動しました。



離陸はできるけど、初手が出ません。ホールドはガビガビだし。ボル中さんがブログにロジャーさんはガビガビのホールドをものともしないというようなことを書かれてました。あれ、本当ですね。コンクリートのブロック塀を登ると鍛えられるようです。

ロジャーさんは右のラインをやってました。こちらも厳しく、また今度。ダイナミックムーブが楽しそうです。ホールドはガビガビですけど。

で、午後は移動して、地獄です。

前回は迷いに迷って1時間ちょっとかかったアプローチを、今回は岩の基部まで15分。上に回って懸垂で降りました。ロジャーさんは、下りながらお掃除。夢中になって掃除してました。クラックの掃除道具各種が腰の巾着から飛び出てきて、勉強になりました。


で、トップロープでやってみると、これは厳しい。登る価値ありです。

一回ずつやって、日没とともに下山して、解散となりました。また行きましょう。

年末年始キャンプはこれにて終了。

年末年始キャンプ・6日目「金色森周辺」

キャンプ6日目。2日。

この日はのりさんを甲府でピックアッップして、金色森周辺へ。

まずは下の谷でボルダリング。

「隕石ロケット」を登り、ヒレスタートで登っていた左上のクラックを下のシンハンド・フィンガー・スタートで登り、ワイド・ボルダーの「まきびとひつじを 守れるその宵」を登り、その左下に、なかなかの岩を見つけました。



岩茸まみれのフレーク状のクラックが上に伸びています。これだけだったらわざわざ登ることもないかという感じだったのですが、左の顕著なフレークから、縦に伸びるクラックまで、綺麗にホールドが繋がっています。右にトラバースして、上に登るライン。楽しそうです。

スタート付近の倒木を盛大に整理し、トラバースのホールドを掃除し、準備万端。トラバースの手のあたりにツツジの小枝が、足元にモミ(?)の小枝が出ていますが、これは残しました。のりさんはあの草野さんの薫陶を受けていて、生きた木を取り除くことは許してくれないのです。縦クラックの岩茸は、登りながらブラシでこすってなんとかする予定。

トラバース部分は、意外とホールドのかかりもよく、問題なし。縦クラックに入ると、なかなかシビアでした。安定した体制にはならず、ブラシを受け取る体制にも、ブラシをかける体制にもなれません。不安定な体勢でバシバシとデッドをかまして登っていくしかありません。時折手のひらで岩茸をこすり落としつつ、両腕をパンパンに張らせて、両足をジャリジャリ言わせて、完登しました。

持てる力を出し切ったいいクライミングでした。「くすしき光の 導くまにまに」。

お昼は、黄金森、ナメクジの前でコーヒータイムでした。僕はこの森が本当に気に入っています。陽の光が明るく溢れていて、鳥の鳴き声がにぎやかに響いて、暖かくて。下のエリアはちょっと薄暗いです。シンクラックPは寒々しく厳しいです。

午後は、上のフィストからワイド。これは勉強が必要なので、トップロープを張って何度も登りました。やはり、カムが邪魔、カムを踏む。ダメですね。最後に、右肘を入れると実は楽、ということに気づきました。そのあと、ロジャーさんに聞いたら、「あれは右肘を入れるとロックが効きそうな形状だ」と言われ、やはり何が有効なのかを見抜く目を身につけなければならないのだと、学びました。

薄暗い中を撤収していたら、ナメクジに人が。じゅんさん、西條さん、ロジャーさんでした。

ロジャーさんはナメクジ、じゃなかった、「たえなるみ歌は 天(あめ)よりひびきぬ」を完登されたそうで、「いい課題」と褒められちゃいました。嬉しい限りです。

夜は皆さんと一緒に丸亀でうどんを食べ、楽しいお話を聞き、ロジャーさんと翌日の約束をして、解散しました。

「いつもの場所」にキャンプイン。

年末年始キャンプ・5日目「末端壁周辺散策」

キャンプ5日目。2017年1月1日。

いつもの場所は、初日の出を観に来る人々で賑わっていました。

早々に出発し、末端壁周辺を散策。

末端壁を一通り見た後、エレファント・エリアへ。

一目で惹かれるクラックはなく、登ってみないとわかりませんね。

一度末端壁に戻り、デイドリームの下でお昼ご飯。キャンプ中のお昼ご飯は、豆乳とカロリーメイト・チーズ味のパチもんです。そういえば、吉田さんも同じものを食べていました。



見上げるデイドリームは、果てしなく厳しそうです。いったい誰がこのプロジェクトを完成させるのでしょうか?

吉田さんが挑み続けたこの場所でひと時を過ごし、僕は僕のシンクラックへの意欲を高めました。

そのあと、オレンジフェースを見に行こうかと考えましたが、あっちは人も入っているようなので、逆方向に上がってみたら、ルンゼを詰めに詰めてロープウェイ駅近くの遊歩道に出ちゃいました。そこから、弥三郎岳の頂上に立ち、尾根を下ってロープウェイ駅(下)の方まで歩いて下山。頂上から25分。

またも「いつもの場所」にキャンプイン。

年末年始キャンプ・4日目「金色森周辺とシンクラックP」

キャンプ4日目、31日。「いつもの場所」は、初めて静かな夜でした。

朝からkonさんと金色森周辺へ。

まずは下の谷で、konさんがワイドボルダーを登りました。


何度登っても学びのある、なかなかの隙間です。これも、下のワイドボルダーでは分かりにくいので、名前をつけておきましょう。

「まきびとひつじを 守れるその宵」

それから、その下の方で、割れ目を少し。


これはkonさんが一抜け。「隕石ロケット」だそうです。

その左上のこれ。


SDスタートでギリギリのところでヒレに届いたので、ヒレスタートで登りました。が、ちょっと強引だったので、後日、下のシンハンド・フィンガースタートで登りました。

お昼、シンクラックPへ。

いい感じです。2つ目の右手第一関節ジャムがうまくはまるかがキーになりそうです。初手も厳しいですが。

夕刻は上のフィストからワイド。全然ダメでした。ロジャーさんは5.8とか言ってましたが、僕には難しい。トップロープだったら5.8なんでしょう。そして、トップロープで登るのと同じようにリードできる技術が必要なのでしょう。それがあればリードでも5.8なのでしょう。

頑張ります。

夜は1人で「いつもの場所」にキャンプイン。