2017年9月25日月曜日

瑞牆大橋三段ルーフ

もうしばらく前のことだが、週末思い立って一人で瑞牆に向かった。何をするかは決まっていない。何でもできるように道具は揃えて来た。室井登喜男さん初登の三段ルーフクラックをやるのもいいし、クラック地獄あたりでリードもいいだろう。

ひとまず前からずっとやりたいと思っていた三段ルーフに向かうと、ルーフは濡れていた。冬が来るたびに落ち葉がルーフの上に降り積もり、雨をしっかりと吸い込み、少しずつルーフに向かって吐き出す。落ち葉の下の方は土に還っていて、それもルーフに流れ込んでいる。

このルーフは、毎シーズン掃除が必要なようだ。

まずはルーフの上に上がり、落ち葉を払い落とし、できる限り土を払い除ける。しかしそれにも限界がある。今度はルーフの下に潜り込んで、ムーブを考えつつ、タオルで使いそうな場所を拭き上げていく。何とかムーブ探るくらいはできそうだ。

このエリアには他にもいくつか課題があるようだが、すっかり自然に還っていて、今は訪れる人はほとんどいない。この時期は高い樹冠に覆われていて昼でも薄暗く、すぐ脇を流れる沢の湿気がまとわりつく。前に来た時は近くに熊と思しき糞を発見した。

そんな雰囲気にビクビクしながらムーブを探ると、だんだんと全体像が見えて来た。リップ上のホールドをつなげ、下半身をルーフにスタックさせて、全身を水平にしてズリズリと進む。後半は右のフィストとフレアしたシンハンドのジャムが効く。しかし問題は足。ルーフを抜ける直前の左手のシンハンドをきめるためのフットワークが複雑で、繋がらなかった。

結局、丸一日をこのジメジメしたルーフの下で過ごしてしまった。充実した1日だった。

そうそう、帰りにピラニアによって、ロックククライミング誌4号を入手した。ついでに軽くおしゃべりして、大きな目標を掲げてクライミングに取り組むことの大切さを知った。目標を定めよう。数年単位での準備が求められる大きな目標を。

2017年9月9日土曜日

白州尾白川ボルダー

夏の終わり、白州尾白川ボルダーへ向かった。色々と予定がキツキツで、今回は日帰りだ。

目的はもちろん、川。そして、魚。前回は装備不足で十分な成果を得られなかった魚とりに本格的に取り組むのだ。

しかし、前回とは川の様子が違う。おそらく8月前半の台風とそれに伴う増水の影響であろう。川底の砂が動いていて、全体的に浅くなっている。そのせいか、魚の姿は少ない。午後になって少し姿を見せたが、前回ほどの賑やかさはない。魚とりは完全に失敗した。

ただ、浅くなった川は子供達にとっては遊びやすかったようで、川遊びは満喫していたようだ。

もちろん、ボルダリングにも取り組んだ。子供達がおやつを食べている隙にこっそりと抜け出すことに成功した。

名作と誉れ高い「白蛇」(3級)。

もう3回くらい登っているのだが、向き合うたびに登り方が分からなくなってどハマりする。今回もそのパターンだった。15分ほど悩んだところで、子供達が呼びに来たので終了となった。

大満足の1日であった。

気温が一気に下がってきて、水がらみの遊びはそろそろ終わりだろう。この夏はタイミングが悪かった。

秋の山遊びに期待したい。

2017年8月12日土曜日

夏・クライミング・湯川の岩場

滅多にやらない泊まりでのクライミング。konさん、のりさんと一緒に、予定は小川山だ。

お盆休みの渋滞を避け、前夜遅くに移動し、車中泊した。翌朝起きると、前夜から降り始めた雨がやまない。この辺りで雨でも登れる岩といえば、僕は瑞牆末端壁くらいしか知らない。ということで行ってみたら、あの大きな岩がすっぽりと雲の中にあった。


このナイスタイミングで、konさんから「湯川は降ってない」との連絡を受け、往復2時間の歩きをこなし、湯川に転戦した。


湯川は二度目。一度目は、1年半ほど前の初めての吉田スクールだった。フィンガージャムがこれっぽっちもできずに絶望したあのとき。


まずはコークスクリューをフラッシュ。広いハンドサイズにびびってフェースに逃げるだっさいクライミングだった。次はサイコキネシス。オンサイト・トライは、ちょっと上がって、広いフィンガーサイズにびびってレイバックで突破しようとした途端に足がツルッと。そのあともテンションこきまくり。悪いサイズのクラックが出てきたときに真っ向勝負できないのが、僕の弱いところ。あとでクリフのウェブサイトをみたら、



下部はレイバックのミックスで登る人が多いが、ここまできれいに割れたクラックに敬意を払い面と向かって登りたい。

と書かれてた。ごめんなさい。

2回目は上の方に入れようとしたマスターカムが変な角度で固まって動かなくなって、終了。プロテクションのセットがヘボいところも僕の弱いところ。3回目、ジャミング勝負ででRP。途中でyseさんもいらして、楽しいクライミングだった。

夜は斜面の多い廻り目平を回避して、車中泊。翌朝起きると、地面が濡れていた。午後から雨の予報もあり、悩んだ結果、2日目も湯川。雨予報を受けてkonさんは実家へ帰ってしまったので、のりさんと二人。

初日にサイコキネシスが登れたので、2日目はバンパイアでもやろうかという計画だった。アップでデゲンナーをRPして、待ち時間にその右の細いクラックを途中まで登って、その後にフォーサイトをRPした。初めてここに来たときは、わずか1箇所もフィンガージャムが効かず絶望したルートを登れて、成長を感じた。

バンパイアには保科スクールがトップロープをかけていて空く気配がなかったので、どうしよう?と悩みつつご飯を食べて、考えていたら雨が降り始めて、終了。

悪いサイズでフェースだのレイバックだのに逃げずにジャミングで真っ向勝負すること、プロテクションのセットで欲張らずに目の前にセットすること。勉強になった。

2017年8月9日水曜日

小川山ボルダー

小川山でボルダリング。

林の中で易しいのをいくつか。

あっという間に指が痛くなる。

しばらくお休みですね。

(クラックは除く)

2017年8月2日水曜日

瑞牆山十一面岩末端壁

岩の名前が長い。アプローチも長い。前日の雨に加えて、予報通りに午後の雨。それでもたくさんの学びを得ることができた。

技術の習得が目的と割り切って、この日はTRのみで、体が重くなってからの一押しまで登りまくり。

「T&T」と「アストロドーム」はリードしても多分問題なし。「春うらら」1P目は容易ではない。

「この先グレードが上がると、核心でしっかりきまるジャムなんて無いよ。」

「きまらないなりに次へ動かなくちゃいけないんだ。」

ということの様で、確かにそうだなーと。上手い人の登りを下から見てると、どんなところでもジャミングがバチ効きの様に見えるけど、そんなことはないんだろうね。落ちない程度に効いてれば良いのだ。

瑞牆のクラックを登ったのは初めて(シルバーフリーウェイのワイド以外では)。ここは花崗岩の結晶が大きくて、痛い。他方で、結晶を有効活用することで、ホールディングしたり、きまらないジャムでごまかしたりして登る技術があるんじゃないかと思ったり。

2017年7月24日月曜日

白州尾白川・神宮川

土曜日の子育てで久しぶりに膝が爆発した。歩くだけで痛い。ここまでの痛みは数年ぶり。

日曜日は川で魚を捕らえよう、ついでに冷たい川の水で膝もアイシングされるはずだと、再び白州尾白川に向かった。前回の反省を活かして、確実にクラッシュパッドを車に積んだ。

しかし、現地は小雨。

しょうがないので、神宮川の視察に足を伸ばした。写真で見たことのあるデカイスラブは発見したが、そこからは川には降りられない。橋の手前のちょっとした隙間から川に降り、時々ポツポツと降ってくる小雨にもかかわらず、子供達のリクエストにより川で遊ぶことになった。

この辺りの神宮川は、キャンプ場の尾白川よりも浅く、岩も小さい。子供にとっては遊びやすい様だ。しかし、魚を取るには向いていない。膝のアイシングにも向かないだろう。

川遊びはほどほどで切り上げて、平山郁夫シルクロード美術館に向かった。規模は小さいが、シルクロードを描いた対になった絵画も、パキスタン、アフガニスタンからやってきた彫刻も、素晴らしかった。子供達も興味しんしんであった。

それから、中途半端な時間だがお腹が減ったので、清里ROCK。何を食べてもうまい。子供達をメーリーゴーランドに乗せ、大きな満足を得て帰宅した。

岩は登れなかった。

2017年7月20日木曜日

完全なる酒乱 & バンザイジャム@小川山

連休二日目の尾白川キャンプからの帰りは、中央道の渋滞が25km。家に着いたのは11時過ぎ。川遊びの疲れもあり、泥のように眠っていた午前3時。寝返りを打った娘の拳が僕の鼻にクリーンヒット。鼻血がブッシャーーー!と吹き出た。

寝不足で迎えた連休最終日、小川山でクライミング。

行き先は駐車場で相談という行き当たりばったりのクライミングで、砦岩前衛壁へ向かった。目指すは、完全なる酒乱!まだワイドクラックをほとんど登ったことがなかった2014年に挑んで、見事に跳ね返されたルートだ。

今回は登る気満々。意気揚々とスクイーズ・チムニーに全身をねじ込んだ。スクイーズチムニーのセオリーがわからないのでなぜだか知らないが、なんとなくこのワイドクラックでは僕は左肩を入れる。岩の奥に顔を向けて、左足の踏み込む力で、ズリズリと体をねじ込んでいく。十分に体が上がったところで、今度を顔を岩の外に向け、右足を上げていく。首を回して顔の向きをかえた時、鼻が壁面に擦れた。

鼻血ブッシャーーー!










僕の完全なる酒乱は終わった。

あとは、トップロープで練習して、それからバンザイジャムもトップロープで練習して終わり。大きな水晶を見つけたのが最大の成果であった。

2017年7月18日火曜日

白州尾白川ボルダー・キャンプ(2)

白州尾白川ボルダーのある白州観光尾白キャンプ場、すっかり気に入ってしまった。

3連休の初日の土曜日、お昼前に到着すると、すでにめぼしい立地にはテントが張られていたが、木陰の平らな場所にテント、タープ、ハンモックを設置するスペースを確保した。しかるのちに、食料の調達。白州には、立川から移転したパン屋の「ゼルコバ」がある。キャンプ場から車で15分。白州の道の駅にも立ち寄った。以前食べてその美味しさに感動した梨は、さすがにまだない。桃は多数。あと、無駄に多品種のトマト、うまい。

初日のメイン・イベントは川遊び。前回は準備が不十分で膝下までつかったくらいだったが、今回は水着にゴーグルまで用意している。全身ずぶ濡れで存分に楽しんだ。ただ、水は冷たく、上の娘はしばらく遊ぶと唇が紫色になってしまって、ギブアップ。下の娘はまったく動じず、いつまでも遊び続けた。

夜は焚き火と花火。このキャンプ場は直火での焚き火を楽しめる。キャンプ場内には焚き火になる木があまり落ちていないが、飛び石で対岸に渡れば採りたい放題だ。夜にはテントはさらに増え、キャンプ場内はびっしりとテントで埋め尽くされた。

二日目は、早々に、子供達が大好きな白玉団子作りに取り組んだ。混ぜてゆでるだけ、超楽チンな割に子供の満足度は高い。

それから、ハンモック。子供達はハンモックが大好きだ。大きく揺らしてあげるとテンション鰻登り。そして最後は揺れるハンモック上で揉め事を起こして落下するのがいつものパターンだ。今回は一人が腰から落下した反動でもう一人は頭から落下し、おでこに擦りキズを作って号泣していた。

気温の上がったお昼頃、二度目の川遊び。二日目はもういいかと思っていたが、下の娘の強い要望により敢行することになった。水が得意とは言えない娘たちも、二日目になると多少慣れてくるようで、より深い場所まで足を伸ばすようになった。しばらくすると川魚が多数姿を現し、居合わせたファミリーが貸してくれた網で獲ったら子供達は大喜びで手づかみしていた。

その他にも盛りだくさんのキャンプはあっという間に終わりを迎えた。

子供達が大きくなり、親も慣れてきて、キャンプの荷物も随分と少なくて済むようになり、気軽にキャンプに行けるのが嬉しい。今回も、車の荷室には随分と空きスペースがあり、余裕ができたものだと思っていた。

そしたら、クラッシュパッドを積むのをすっかり忘れていた。MNS(マットないっす)。

2017年7月11日火曜日

クレイジー・ジャム&Edge of Extinction a.k.a プラトニック・ラブ@小川山

梅雨の晴れ間に乗じて、のりさんと小川山。

前回は濡れていて取り付くことができなかったクレイジー・ジャムのオンサイト・トライを敢行した。長い間暖めてきた挑戦である。ここのところ小川山で5.10中盤のトラッド・ルートをロープソロでオンサイトしていて、準備は万端だ。

親指岩、かの有名な小川山レイバックの裏面にあるこの割れ目は、出だしのシンハンドから徐々に広がり、上部ではいかにもワルイ風貌のフレアしたオフウィズスに広がっている。堂々とした姿のメガ・クラシックの1つだ。

出だしのシンハンドは、僕が最も苦手とするサイズ。一手を出したところで早くも行き詰まる。一先ず精神の安定を与えてくれるカムを一本セットし、クライム・ダウン。仕切り直して苦手のシンハンドを試みるが、この苦手のサイズは如何ともしがたく、30分ほど可能性のないジャムの真似事を繰り返しただろうか。ようやくレイバックで勝負する決心がついた。

シンハンドサイズをレイバックで抜けると、そこにはバチ効きのハンドサイズが待っていた。下から予想した通り、確かに待っていた。わずか2手ほど。ハンドサイズのクラックはすぐにわずかに広がり、僕が最も苦手とするワイド・ハンド・サイズに広がった。禁断の虫様筋を駆使した力任せのハンド・ジャムを繰り出し、落ちそうになりながらカムをセットし、前進する。

クラックはそこからフレアしたオフウィズスに広がる。フットジャムが効きづらくなってきた。僕が最も苦手とするサイズだ。力任せのハンド・ジャムにコミットし続ける左手一本を頼りに、ズリズリと体を引き上げた。あと少しで、この苦行から逃れることができる。

フレアしたオフウィズスの最終局面、クラックは下びらきになり、最も辛い部分だ。ここで、ギアループからヘリウム・フレンズの4番を取り出した。キャメ3とキャメ4の間を埋める秘密兵器。効きは、イマイチ。不安を押し殺しわずかに体を引き上げ、次はこのセクションのプロテクションとしては最後に残ったキャメの4番をセット。効きは、イマイチ。

苦手のオフウィズスの終了まであと僅かだが、さっきから虫様筋頼りの力任せの ハンド・ジャムを続けている左手はもう限界だ。オフウィズスを抜けるが早いか、左手が力つきるが早いか。

その時、ナナメにねじれて引っかかって今にも抜けそうなキャメ4が語りかけてきた。

「これで突っ込むの?」

居心地悪そうに何とか割れ目に引っかかっているフレンズ4も語りかけてくる。

「マジで突っ込むの?」

僕は答えた。

「てんしょーーーーーーん」

はい、ダメでした。ひとたびテンションをかけるとあとはボロボロ。結局、オフウィズスの最後の1mを抜ける技術が僕にはなかったことが分かった。セットしたカムが「いいから突っ込め」とささやくのは、まだまだ先のことのようだ。他方で、のりさんはこの日の一回目で完登。クレイジーな粘りだった。お見事。

午後はレイバックでステミングの練習をして、さらに、Edge of Extinction、またの名をプラトニック・ラブ。

何ともならなかった。これっぽっちも分からなかった。

何なんだこれは?

2017年7月4日火曜日

小川山スラブはじめました2017

微妙な天気に不安を隠せないまま小川山。この日は、のりさんと、お久しぶりのいつものパートナー松氏が一緒。

明け方まで雨が降っていたようで、廻り目平に続く地面は黒く染まっていた。のりさんご希望のクレイジージャムは下部がビッショビショで、こりゃダメだと。乾きの良さそうな岩でスラブの練習をすることにした。

向かった先は、リングサイド・エリア。2015年に2度ほど訪れ、ホールドのないフリクション・スラブの練習に励んだ岩だ。目論見通り岩はカラカラに乾いていて、風が通って居心地もいい。

リードで、トップロープで、登って、クライムダウンして、トラバースして、両手で、片手で、目をつぶって、シューズを替えて、ひたすらに練習を繰り返した。この岩には、指先がかかるホールドは一つもない。シューズの剛性に頼ってつま先で立てるフットホールドも一つもない。ただただフリクションを信じて乗り込むだけだ。狙い通りに良い練習ができた。


最新号のロクスノに、ジャック中根によるスラブの登り方講座が掲載されている。過去の記事の使い回しに過ぎないけれど、それでも学びのある記事だと思う。今回の練習に大いに活きた。

最後はさすがにやることがなくなって左岸スラブに移動したけれど、早々に雨が本降りに変わり、終了。

雨降りのわずかな隙間の週末、来るべきスラブのシーズンに向けた良いスタートを切れた。

帰りは清里ROCKでカレーを食べて、フィニ。

2017年6月26日月曜日

ROCK & SNOW #53

先日登った小川山・烏帽子岩本峰西面「ザ・ラストリゾート」の記録を求めて、ロクスノ53号。(2011年)。

○ザ・ラストリゾート
意外とあっさりした記録だった。1P目30m、5.10a。2P目、40m、5.10c。オール・ナチュプロ。新版関東周辺の岩場では、5.10b、5.10cとなっている。お隣の裏烏帽子の「ロケットマン」1P目、2P目の5.10c、5.10aからすると、こちらの方がしっくりくる。


特集 最新!日本のボルダー2011
○旭川周辺のボルダー
フォンテーヌブロー・グレードが採用されているのは、吉田和正さんの影響だろうか?この辺り、不勉強。

○奥日原ボルダー
トリプルダイノ、デューク、己、レインマン。

○小川山・八幡沢上部
左岸スラブの上。

○瑞牆・金山沢ボルダー

○高知・黒潮ボルダー
松風、冒涜の虹、ロマンチック野郎、仁淀川カンテなど。岩の大きさと危険度が関東とは違う。ワイルド。

○広島・戸河内ボルダー

○大分・奥岳川・尾平

○宮崎・日之影・比叡・祝子川


世界の"極難しい"マルチピッチ(前編)
○Orbayu - Naranjo de Buldes, SPAIN
ポウ兄弟。

○WoGü - Rätion, SWISS
WoGü = Wolfgang Güllich。ビート・カマランダーが設定し、アダムオンドラが2008年に完成。一般クライマーにとっては、各ピッチの難易度を示す数字を並べるだけのコメントはなんの意味も持たないと思う。もう少し何か喋れよ、アダム。

○Solo per Vecchi Guerrieri - Dolomites, ITALY
マウリオ・ザノッラ(マノーロ)。グラウンドアップ。

○Eternal Flame - Nameless Tower, PAKISTAN
1989年、ギュリッヒとクルト・アルベルトが数カ所のエイドを交えて初登。2009年にフーバー兄弟が完全にフリー化。

○Dawn Wall, El Capitan, U.S.A
トミー・コールドウェルとケビン・ジョージソンがすでに70日以上を費やしているとの報。その後、2015年になってついにルートが完成したのは周知のこと。濡れた岩にスメアリングしてレイバックで登るケビン・ジョージソンが力強い。

そのほか盛りだくさん。

○ソロクライマー・鈴木謙造の軌跡
数年に一度は読みたい記事。

○クロニクル
◇アレックス・オノルドがThe Phoenix(5.13a)をフリーソロ。

◇小川山・八幡岩「飛翔」
「空宙」(ロクスノ50号)と交差し直上。

◇小川山・八幡大滝右壁「クロスロード」
「さおなら百恵ちゃん」の派生ルートだが、こちらがおすすめとのこと。1P目は15m、5.9。2P目は30m、5.10a。3P目は40m、5.10c。ボルト&ナチュラルプロテクションのミックス。

○高瀑 日本最難の大滝登攀 佐藤祐介

○ラインホルト・メスナー ナンガ・パルバットを語る

○BMC INTERNATIONAL SUMMER CLIMBING MEET 2011 小澤信太

○5.12aでは落ちられない ギャラクシアン

2017年6月24日土曜日

ROCK & SNOW #29

ロクスノ29号(2005年)。

先日登った、と言っても片方は登るのには失敗した、小川山・烏帽子岩本峰西面と裏烏帽子の発表記事を改めて読んでみた。

裏烏帽子は、北山真さんを中心に開拓された。王冠岩の探索に失敗した敗退の最中に発見されたそう。「ボルトの使用も通常の8割程度に抑え、私が初めて小川山で登ったあの頃、80年代前半のテイストに仕上げたつもり」とのこと。もっとも、ロケットマンに関しては、2ピッチ目のボルトは不要ではないかとの意見もあり、僕も、弱点から逸れる強引なラインだと思った。上に続くクラックが脆いのか、汚れていたのか、あるいは一段上に上がるとトラバースに難ありなのか、どんな理由であのラインになったのか、気になるところ。ただ、「花崗岩のあらゆる典型(ワイド以外)を1カ所で味わうことができる」素晴らしいエリアであることは、間違いがない。

烏帽子岩本峰西面は、大岩夫妻を中心に開拓された。「純一がいつものように暇になるとうろうろと歩き回って壁を探しているうちに見つけた」そうだ。同時期にすぐ近くの岩が別のグループによって別のやり方で発見されたのが面白い。この時点では、ザ・ラストリゾートは登られておらず、その初登は2011年まで待たねばならない。何故に大岩夫妻ともあろうベテラン開拓クライマーがこのラインを見過ごしたのか。あるいは、クラックでグレードも高くないので、登るに値しないと判断したのだろうか。現在、トポの上では烏帽子岩本峰西面のナチュラル・プロテクションのルートはザ・ラストリゾートのみだが、なんかようかいもオールナチュプロで登れるとの情報がある

どちらのエリアも、また再度訪れる価値のあるエリアだ。

その他、盛りだくさん。

○日産・エクストレイルの広告
この時期はクライミング界は羽振りが良かったのかもしれない。

○平山ユージによる空知(カラチ)5.14d

○久須美ボルダー・バトルゾーン崩壊の報告
木の根が入った岩はまずい。

○山井泰史・ポタラ峰北壁単独初登攀

○野口啓代インタビュー

○デナリ南壁「デナリ・ダイヤモンド」第3登、ハンティントン南西壁新ルート「志士」 横山勝丘・一村文隆
「『ボルト』。この記述ひとつで、どれだけそのクライミングの旨みが失われてしまうことだろう。それは、ボルトの存在もさることながら、その情報ひとつで、自分のクライミングが制限されてしまうかもしれないからだ。もしそこにボルトがなかったら?登攀終了?ボルトを打つ?バカげてる。ボルトでなくたってそうだ。(例えばトポなどから)与えられた情報をそのまま壁に求める。地形、支点、氷の有無、グレード……。それはもはや壁を登るのではなくて、ルート図を登る行為にほかならない。僕はそんなクライマーになりたくない。」
「海外ではとうの昔に行われていたし、われわれのレベルは遠く世界に及ばない」状況にあった日本のアルパイン・クライミング。それを、ジャンボさんが、一人ではないけれど、世界でもトップレベルの水準に引き上げた。その源となる思いをこうやって読むことができるのは、素晴らしいことだ。

○FATIMA マリの岩峰群

○A DAY IN LIFE 小笠原浩・鏡子

○OLD BUT GOLD 第11回 大聖堂

○クロニクル
瑞牆・カンマンボロン、Xanadu(5.9)、Joker(5.12c).

○登別港のボルダー 吉田和正
いわゆる、アヨロ・ボルダー。多分僕の大好きな岩質、砂浜の平らなランディング、海。味のある手書きのトポを持って、一度は訪れたい。

○「ブラックホークダウン」を登って 柴田MAX晃一

○山口県・霜降山・観音岳ボルダー

○日本の板場を斬る! 甲府ピラニア

○ハードコア人体実験室 第8回 新井裕己
ケトジェニックダイエット

2017年6月20日火曜日

ロケットマン敗退から、親指岩下エリア・ボルダリング@小川山

子連れボルダリングを目論んだけど、子供から多忙と断られ、一人でクライミングに出かけた。これも一種のパートナー難民。

で、未体験の一人でマルチピッチでもやってみようということで、裏烏帽子岩のロケットマン。

前回のザ・ラストリゾートでのソロの反省を踏まえて、ロープを全部ぶら下げて運ぶシステムに変えてみたら、超大変だった。重い、邪魔になる、手間がかかる。

1P目は、プロテクションも渋く、厳しいレイバックとスメアで、両手両足をパンプさせつつオンサイト成功。

そのあとのユマールが下手すぎて、時間はかかるし、疲れるし。この時点で全ピッチの完登は諦めた。降りるかもう1ピッチ登るか悩み、2P目だけは登ることにした。

2P目は、ライン取りに悩みつつ、オンサイト成功。ここで、岩全体が雲に包まれはじめ、寒くて体調はすぐれず、肺炎(あるいは喘息?)の症状もあり、敗退決定。あらん限りの言い訳を探しての敗退は、要は登りたくなかったということだ。

散々なクライミングだったけど、各ピッチのクライミングは力を出し切った良いものだったし、マルチでのソロシステムを経験し問題点も発見できたし、懸案だったトラバースが入るルートでの下降とユマールも経験できたし、一応は2ピッチ登ったのでマルチ初体験ということで、今後につながるクライミングではあった。ロケットマン1P目はとてもいいルートだった。関東周辺の岩場には、岩が脆くて2P目以降は登られていないと書かれているけれど、少なくとも2P目は脆くはないし、登る価値があると思う。他のルートも魅力的なものが多い。それにこのエリアは静かで、一人でユマールでもたついてても誰にも迷惑をかけないので、とてもいい。

敗退後は、キャンプ場までアプローチの下り道を駆け下りて、ボルダリング。トポを持ってきていなかったので、なんとなく課題がわかる親指岩下エリア。思いがけずリカさん御一行とSENさん夫妻に混ぜてもらって、楽しいボルダリングだった。

以前敗退した露岩の3級のスラブは、相変わらず難しかったけど、右手のホールディングをよくよく考えて、解決した。これも、ここのところずっと悩んでいた人差し指問題だった。人差し指を使うためには、虫様筋。今回の課題について言えば、親指の配置によって虫様筋を効かせることに成功したように思う。

最後はフィロソフィーをちょっとだけやって終了。

ついに梅雨入りしてしまい、今後の岩のコンディションが気になるこの頃。

2017年6月13日火曜日

ロープのマーキング

ロープのマーキングの話しです。

ロープソロ・クライミングに際して、ロープにマーキングをしようと思ったんですけど、何を使うかが問題です。

セオリー通りに行けば、市販のマーカーということで、すぐに思い浮かぶのはべアールのロープマーカーです。税込み1620円。
http://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBE16085/

しかし、塗るとロープが硬化するという話がありました。
http://daishizen-boys.blogspot.jp/2014/01/2014-01-15-beal.html

さらに、もっと安いでの良いよねって話は当然出てくるわけです。アルコール系のぺんてる・タフネームが良いという記事を目にしました。
http://mountain-equipment.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-7fda.html

ここでNorlys女史から示唆を受けて知ったのが、BlueWaterRopesのコメント。いわく、「昔はsolvent based markerを使ってたんやけどね。今はwater based laundry markerならなんでもええわ。SharpieのRub a Dub(ラバダブ)とか、ええんちゃうん?」
https://www.bluewaterropes.com/faqs/

で、そのラバダブ、何だかよくわからないけど、用途的には上記のぺんてる・タフネームと同じようなもののようです。これ有力。

しかし、僕が最も注目したいのは、もびさんがかつて使っていたという、ポスカ。何が良いって、色が色々あります。1mおきにマークするとして、5mと10mは別の色、とかだと超使いやすそうです。
http://www.mpuni.co.jp/products/felt_tip_pens/water_based/posca/standard/pc_17k.html


ポスカで行こう!

ところで、BlueWaterRopesって、今回初めて聞いたんですけど、何これ?後でゆっくり調べることにします。

2017年6月12日月曜日

ナメクジ周辺から、瑞牆ボルダー

天気がよくわからん週末、キャンプは自粛して、岩へ。

午前中はナメクジ周辺の散策。この森の新緑を目にしたいとずっと思っていて、ようやく訪れることができました。しかし、時宜に遅れた感は否めず、少々薄暗い雰囲気。秋の紅葉を楽しみに待ちたいと思います。

岩探し&掃除を少々。小ぶりな岩をいくつか登っときました。


ナメクジの右の谷を上ったところ。ダブルカンテの挟み込み。SD5級。


右カンテとフェース。マントルまでしっかり悪くていい課題。5級。


その間のこの右カンテも、以前登っています。典型的なカンテ登りでとてもいい。5級。


谷の正面に出てくるこの岩。もやっとしたホールドはあるけど、僕には無理。以前、右カンテを持って、リップに飛びつきスタートで登ってます。5級。

そのあとは、尾根まで上がって岩探し。尾根上はハイボールしかなくて、一人でやるのは憚られました。今度誰かと一緒に登りに来たいですね。なかなかのハイボール・エリアになりそうです。

最後はナメクジに戻って、ナメクジ直上をお試し。一歩前進しかけたところで終わり。いれて来たコーヒーを楽しんで、瑞牆に移動しました。林道を突っ切って、1時間弱。

久々の瑞牆ボルダーはトポを忘れて何が何だかわからず。前からやりたかった十六夜は山形県エリアだったような…という記憶を頼りに上がると、阿修羅がありました。初手が取れず敗退。ポッケが痛いです。それから十六夜。記憶通りに発見したものの、離陸できずに敗退。エリアを移動して、SEN夫妻に出会ってご挨拶し、百里眼を登り、倶利伽羅だかからくりだかの離陸に失敗し、竜王はケツをつけてスタートなのかと頭を悩ませ、終わり。

久々に真面目にボルダリングをやって、自分の弱さを教えられました。記録を見返すと、ここ数年初段の課題は登れてないし、一級も登れてなくて、下手したら2級さえ数年登れてません。ボルダリングがすべてのクライミングの基礎だとしたら、これは非常にまずいです。なんとかしないと。

2017年6月6日火曜日

ジルマ・ルセフ・インタビュー

少し前のことですが、ジルマ・ルセフのインタビューを聞いて、感銘を受けました。

自らを失脚させた政敵のmisogynyを批判し、信頼できる人物ではないと批判し、その腐敗を批判します。

他方で、アメリカ人であるチョムスキーからブラジルは腐敗していると批判されると、お前らに言われたくない、サブ・プライム・ローンを見てみろ、と拒絶します。

内に向けては呵責のない批判を行い、外に向けては批判を拒絶する。しかもそのどちらもが、ブラジルという価値を擁護する一貫した態度に支えられているように思います。

さて、ブラジルという国家を、クライミングのコミュニティに置き換えた時に、何がい
言えるでしょうか?我々はどのように振る舞うべきでしょうか?

2017年6月5日月曜日

白州尾白川ボルダー・キャンプ

前の週にボルダー・エリアの公開イベントに参加した白州尾白川がとても気持ちの良い場所だったので、翌週に早速家族でキャンプしに行きました。

2日目の午後、木立の中に張ったハンモックに子供達が気を取られている小一時間ほど、ボルダリングに成功しました。

頂いたトポを自宅に忘れるという痛恨のミス。岩の場所は大体覚えてたので、見た目の印象でラインを選んで登ります。で、家に帰ってトポを見ると、ほうほう、そういう風に岩を見るのかと、大変勉強になりました。

登ったのは、まずは、玉手箱の25(10級)、19(8級)、リュウグウノツカイ(4級)。

リュウグウノツカイは、登るラインが一目瞭然の美しい課題。ただし、この明瞭なライン上のどこをどう使うかは、見た目ほどには明瞭ではありません。カンテ、凹角、クラックの面白さの一つ。

それから、神蛇岩の烏蛇(2/3級)。左手の薄いダイクがヌメッとしていて、いやらしい。そのいやらしいダイクのホールディングをいかに効かせるかをロジカルに考えて解決できたことは、とても嬉しいことでした。

白州マングース(初段)は、あの左手の甘いホールドで体を引き上げるのかと思うと、マット10枚を要求したいです。あいにく、僕のマットはハンモックの下地。


もちろん敗退。是非とも登りたい課題のリスト入り。

といったところで終了。

前の週は結構暑かったのに、今回は終始涼しく、朝晩は肌寒いくらい。まだまだいけそうです。

2017年5月29日月曜日

白州尾白川ボルダー公開

白州尾白川ボルダーエリア公開イベントに参加しました。

まっすぐな一本道の正面に立ち現れる南アルプスの山々、ドドーーン。

そこから流れ出る澄んだ川の流れ、キラキラ。

そこに点在する岩にひかれた課題から落ちまくる僕、ボトボト。

この素晴らしいエリアを整備し公開を実現させた方々の努力に心から賛辞を送りたいです。

次回は子供を連れてキャンプを兼ねて登りに行きます。




○追記

登った課題:砂肝、砂鉄、黒戸尾根、香子、すべり台岩8級、ホワイトテール、しらゆき、白蛇
敗退した課題:烏蛇、月面の狼

2017年5月26日金曜日

クレプシードラに死角はない

比較検討した結果、クレプシードラをbananaしてみました。


唯一の懸念点は、クリックアップのセットと解除がスムーズに行くかどうか。予想通り、解除の際にゲートが引っかかることがあり、少々の配慮が必要。

でもそこまで大きな問題ではなく、その他の点では完璧に求められる条件を満たしています。

早速ロープソロに使いました。大満足。

探して日本で買うよりbananaした方が手っ取り早いと思って、それはその通りだったんですけど、ナナーズの隣のカラファテでも売ってました。おすすめです。

2017年5月25日木曜日

ザ・ラストリゾート@小川山

梅雨を控えて入ってきたニュース。ロジャーさんとSJさんが小川山でザ・ラストリゾートをチーム・オンサイト。


このルートのことはどこかで読んだことがあったなと思って、改めて調べてみると、素晴らしいという話ししか出てきません。

じゃあ行ってみましょう。

ロープ・ソロでリードし、2ピッチ繋げてオンサイトに成功しました。真ん中の木は掴んじゃいましたけど。

要所要所で休めるルートなので、2ピッチ繋げても難しさはさほど変わらないと思います。繋げる意味はほぼないです。

ただ、プロテクションの弾切れは怖いので、繋げることでその駆け引きをより楽しめたように思います。僕の悪いところは思い切りのなさ、ということを前に書きましたが、プロテクションの節約のために計画的なランナウトを繰り返すこのクライミングで、少しだけ成長できたような気がします。

2ピッチ繋げることのもう一つのいいところは、面倒じゃないってところでしょうか。ロープソロだと、アンカーの構築、登り、下降、ユマール、回収と色々やることがあります。ピッチを切るといちいち全部やらないといけなくて面倒なところが、ピッチを繋げると一回で済みます。作業を減らすことは、ミスの可能性を減らすことでもあります。

その程度のことです。

あと、一人で登るか、二人で登るか。

二人で登るのが断然オススメ。Thumbs upは一本より二本の方が楽しいです。


せめて天気が良ければ、上でコーヒー・ブレークを楽しめるのですが。

ビレーのシステムについては色々発見がありました。それは追い追い。

2017年5月19日金曜日

マッドロック

マッドロック

左手薬指の調子が悪いので、ノーハンド&左手右手ワンハンドクライミング、やってみました。

基本スラブです。

ノーハンドは自分に何ができて何ができないかがわからないので、課題の設定がまず難しい。


既成課題のワンハンドもなかなか。凹角のボリュームと壁に挟まってズリズリの得意系に持ち込んで、4級を1つ。

引き続き頑張ります。

○参考映像
ジョニー・ドーズのNo Handed Climbing

2017年5月17日水曜日

喘息持ちクライマー向け、カムのメンテナンス


動きが悪くなったカムはメンテナンスが必要でして、よく使われているオイル・スプレーをちょっと前までは使っていました。

どうせ初心者なので油の良し悪しが分かるわけでもなく、全く性能に不満はなかったのですが、オイル・スプレーは飛散したオイルを吸い込んじゃうんです。それが喘息持ちにはとても悪いです。当然ながら屋内では絶対ダメです。

そこで、メンテナンス方法を変えてみました。使う道具は、二つ。

AZ 狭所用オイラー 15ml 極細針ノズル付


AZ(エーゼット) CKM-001 超極圧・水置換オイル (オイル50ml)


極細オイル差しを使ってオイルをちまちま注入することで、飛散を起こさせず、吸入を防止します。多少なら屋内でもオッケー。

オイルの種類はいろいろあって、どれが良いのかわからないんですけど、参考になるのは自転車の人のブログです。彼らはクライマーよりはるかに過酷な環境に置かれています。今回選んだのは、水置換のオイルで、これはカムをザブザブ水で洗って、乾かす前に使うことができます。メンテナンスを一挙に済ませることができて、楽チン。

と、これでやったすぐ後に、シリコンスプレーがいいという話を聞きました。スプレーは論外ですけど、調べてみるとシリコンオイルも売ってるようで、いいかも。砂まみれ、苔まみれにしてカムを使う人には、汚れにくくていいのかもしれません。ただ、乾かしてから使わないといけないっぽいので、そこは水置換オイルに優位性あり。

ちなみに、オイルを注入するポイントはアイロンさんのブログに詳しいですが、加えて、以下の箇所にも入れた方がよさそう。


1. ワイヤーケーブルとカムローブの接続部(マスターカム等、繊維のものを除く)
2. 軸の外側

これでうまく行くでしょうか?

ジャミング・トレーニング法

左手フィンガージャムのトレーニング。


右手では綺麗に書けるのに、左手ではうまく行きません。

吉田式フィンガージャムの筋肉的なポイントは、深指屈筋と深指屈筋と骨間筋の連動、そして虫様筋の脱力。

二重丸を描く運動にはこれら全てが要求されます。

加えて、上腕と肩の脱力にも効果的。これをやると上腕と肩に無駄な力が入り、肩が凝ります。クライミングにおいても同じことが起こっているはずで、肩と背中の故障につながりかねません。

程よく力を抜いて美しい二重丸が描けれるようになれば、フィンガークラックのグレードが数字1つは上がることでしょう。

2017年5月16日火曜日

主観的でもいいんだよ

ボルダリングのグレード


ずいぶん前になりますが、ミキペディアさんがボルダリングのグレードについて書いて、とても面白かったです。先日、Noelと名付けたシンクラックPを登ったことで、グレードについて考えることがあったので、今更ながら取り上げてみたいと思います。

ミキペディア方式


ボルダリングのグレードの決定方法~前編:グレードの定義、前提となる考え~
 ボルダリングのグレードの決定方法~後編:難易度の構成要素~

グレードの決定方法に関するミキペディアさんの考え方は、僕がこれまで触れたことのないもので、とても興味深いものでした(と言っても、僕が触れたことがないだけで、みんなそう考えていたのかもしれないし、あるいはセッターの方々の間では共通の理解なのかもしれませんが)。その考え方は、以下の一節に端的に現れています。

理想的には「全クライマーがこの課題にチャレンジしたら何%のクライマーが完登できるか(もっと理想的には、合わせてアテンプト数がどのくらいになりそうか)」という思考実験の元に難しさを決めるべきだと思います。

非常にわかりやすい、極めて客観的な決定方法ですね。ちなみにこれは、ボルダリングのグレードに関する見解ですが、スポーツ・ルートやトラッド・ルートでも同じことがいえるでしょう(たぶん)。ということで、この見解に立って、Noelのグレードを考えてみたいと思います。

Noelのグレード


ここに書いた通り、Noelのグレードは5.12bとしています。これは、センチュリー・フォー・カラーズと同じくらいの難易度だからです。これは、僕が感じる難易度です。

では、ミキペディア方式ではどうなるか?

Noelの核心部は出だしで、フィンガーティップのレイバックからの第一関節ジャムが2発続きます。特に1発目の第一関節ジャムは、人差し指がギリギリ入るサイズです。僕の指はとても薄いです。普通の太さの指の人は、ジャミングできません。ここに指が入るクライマーは、男性では10人に1人もいないはずです。指が入らない人にとっては、ひたすらフィンガーティップのレイバックで、フットホールドもなく、超難しいはずです。しかも、プロテクションもとれず、短いけれども下地は悪いので、超危険です。他方、指の細い女性ならどうかというと、背の低い人は僕がスタート・ホールドとしているところに手が届きません。僕の身長は177cmで、僕の腕は日本人としては結構長いです。背の低い人は、スタートホールドに到達するまでに、さらに厳しいムーブが加わることになります。

このことからすると、Noelを登れる人はとても少ないはずです。ミキペディア方式を採用すれば、5.13は堅いでしょう。クラックとしてはもはや日本国内にはほとんど存在しないレベルのグレードです。

では、Noelに5.13というグレードをつけると、何が起こるでしょう?

僕と同じ身体的条件を持つ人にとっては、5.13というグレードを期待して登りに行ったら、実際には5.12b程度で、期待はずれと思うことでしょう。指が太い人は、5.13だと思って登りに行ったら、実際には5.14相当であったり、あるいは不可能であったり。背の低い人にとっても同様です。背が低くて指の太い人にとっては、何が何だかわからないことでしょう。いずれにせよ、5.13という数字が意味を持つ人は一人もいません。

グレードはクライマーに難易度を伝えるためにある(と僕は思っている)のに、5.13という数字は、誰にとっても正しく難易度を伝えることのない、全く意味のない数字です。客観的なグレードは、時になんの意味もない数字になってしまいます。

グレードが主観的とはどういう意味か?


ではなぜこのような事態が起こるのか。それは、グレードは客観的でなければならないという観念があるからだと思います。そして、グレードは客観的でなければならないという観念の背後にあるのは、グレードは主観的であってはならないという観念です。このことは、ミキペディアさんのブログを受けてのTwitterでのやり取りでも明らかになりました。



それでは、グレードが主観的であるとは、どういう意味なのでしょうか?

グレードが客観的であるべきと考える見解は、グレードが主観的であるとは、直感でグレードをつけることや、合理的な根拠を持たずにグレードをつけることを意味すると考えているようです。グレードに「主観が入る」という表現は、このことの現れです。

しかし、「主観的」には別の意味もあります。おそらく、グレードの主観/客観論争は英語圏から来ているものです。主観的の原語はsubjective。subjectiveには、「気分や好みに依拠する」という意味の他に、「subject(=主体)に関する」という意味もあるます。主体とは、ここでは個々のクライマーです。主観的なグレードとは、クライマーと課題やルートとの関係性に付けられたグレードと理解することもできます。身長170cm以上の人にとっては5.10で、それ以下の人にとっては5.10、といった丁寧な説明がなされた「主観的な」グレードが付されたトポが、かつてありました。間をとって5.10+という表記よりも、そのような「主観的な」グレードの方が、情報として価値があることは疑いようがありません。クラック・クライミングの場合にはその傾向はさらに顕著で、指の細さや手のひらの厚さで難易度は大きく変わってしまいます。グレードは人によって異なる、クラック・クライミングでは常識かもしれません(僕は経験が少ない上に、クラック・クライマーと話したことがあまりないのでよくわかりませんけど)。

客観志向の意味


翻ってみるに、ミキペディアさんがなぜグレードの客観性にこだわるのか。それは、ジムの課題としては、身体的特徴によって著しく難易度が異なる課題は良くないと考えられるからではないでしょうか(実際はそうなってない、いい加減なジムもありますけど)。誰が登っても同じような難易度に感じる課題を目指し、それが実現されるならば、「主体に関する」主観的なグレードと、登れるクライマーの割合を指標とする客観的なグレードは、一致します。そこでは、客観的なグレードは情報として価値を持ちます。

セッターによる客観的なグレードの志向は、誰にとっても同じ(くらいの)難易度になる課題を作って提供するという、セッターの意気込みの現れとみるべきでしょう。ありがたい限りです。

あ、絵を描くのを忘れた。

2017年5月14日日曜日

カンテで切れるロープ、の続き

カンテで切れるロープ(http://lowfatclibmer.blogspot.jp/2017/04/blog-post_17.html)の続きです。

山と渓谷社のクライミング・ネットが、Michele Caminatiのロープ切断によるグラウンドフォールを紹介しています。5月14日の更新です。


これを受けて、「今更?」と周囲では軽く盛り上がっています。僕も、今更?と思ったのですが、掲載手続きに時間を要するのではとのご指摘をいただきました。


で、他のメディアはどうかと調べてみると…

第一報は、レスキュー・チームでしょうか。事故の2日後、3月30日です。
https://www.facebook.com/edalemountainrescue/posts/1581494401879301:0

それから、いち早く報じたのが、planetmountain。Caminatiさんの地元メディアですね。3月30日。
http://www.planetmountain.com/en/news/climbing/michele-caminati-survives-gritstone-ground-fall-in-england.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

お膝元のUKCもかなり早く、3月30日のよう(コメント欄の日付から)。
https://www.ukclimbing.com/news/item/71015/elder_statesman_and_a_ground_fall_for_michele_caminati

カナダのGrippedも3月30日。
http://gripped.com/news/watch-grit-stone-whipper-cuts-rope-climber-decks/

英国BMCによる分析が、3月31日。
https://www.thebmc.co.uk/rope-shear-could-happen-to-anyone

ドイツkletternも3月31日。
http://www.klettern.de/news/sportklettern-bouldern/kante-schneidet-seil-durch.1677776.5.htm

スイス、LACRUXも3月31日。
https://www.lacrux.com/klettern/michele-caminati-ueberlebt-10-meter-sturz-nach-seilriss/

米国ROCK & ICEのweekend whipperが3月31日。
http://www.rockandice.com/weekend-whipper-video/michele-caminati-rope-cutting-ground-fall-elder-statesman

同じく米国、IFSCボルダリング・ワールドカップの独占放映権でけちょんけちょんに言われてたFLOCLIMBINGは3月31日。
http://www.floclimbing.com/article/54117-michele-caminati-survives-gritstone-ground-fall-after-rope-shears

さらに同じく米国のClimbingが、少し遅れて4月1日。
http://www.climbing.com/videos/video-arete-cuts-rope-resulting-in-groundfall-for-michele-caminati/

で、5月14日のクライミングネット、という流れ。

2017年5月8日月曜日

シャドー・エリア・その2

のりさんと再びのシャドー・エリア。「シャドー・クラック」をトップロープで。ムーブは下から全部つながりました。

終了間際に合流したセンチュリー組のじゅんさん。「やってみますか?」なんて誘ってみたら、トップロープでスルスルと。一度テンションが入ったものの、仕切り直しであっという間に登ってしまいました。僕が6手の複雑なムーブをこねくり回して登った核心部のルーフを、わずか2手で突破してました。これ、リードだったら気合いでオンサイトしてたかもしれません。ちょっと申し訳ないことをしました。


いいものを見て大満足。

帰りは酒折のエベレストヒマラヤ。これまた勉強になるお話がたくさん。いい1日でした。

人と登ること

人と登ると様々なフィードバックを得られ、成長に寄与することを、最近になって感じています。

ちょっと前の「影の軍団」では、珍しく僕がリードした後にフォローで回収してもらいました。そしたら、「フィンガーサイズのカムはタイトにきまってるけど、大きめサイズがゆるゆるです」と、のりさんからありがたいコメントをいただきました。キャメの3番がほぼ開ききっていたそうです。

言われてみれば、心あたりはありました。

4番がギリギリ入るか入らないかのサイズの時に、ユルユルの3番を入れてしまうこと、あります。

気をつけないといけません。頑張って4番を入れるか。そもそも3番と4番のサイズが離れていることに根本的な問題があるのだと思うので、3番を2本持っていくくらいなら、3番と4番の間のサイズのヘリウム・フレンズ4番を1本持っていくことにしましょう。


その他いろいろ、勉強になってます。

2017年5月5日金曜日

甲府ボルダー散歩

僕「レディー・ガガは本名じゃないんだよ。」

娘「え?どういうこと?」

僕「歌を歌う人は、歌を歌うとき用の名前をつけることがあるんだよ。」

娘「あ、デーモン閣下みたいな?」


諸般の事情により、GWの1日、娘二人を連れて出かけることになりました。まずは石和のジムでROCKCLIMBING第2号を入手。ありがたいことに近場のボルダー情報を得て、一同で向かいました。

岩質は好みです。しかし、到達したのは、魅力的なボルダー課題の一歩手前まで。山頂付近の東屋で富士山を眺めながらおやつを食べて、楽しいひと時を過ごしました。新緑の美しい、いいタイミングでした。同行者の意向により、岩に触れることなく下山。

また行きます。

懸垂・ビレイ用安全環付きカラビナを考える。

懸垂・ビレイ用安全環付きカラビナの正解は何か?

最近ますます一人でルートを探る機会が増えました。いきなりリードとはいかないことが圧倒的に多いので、上からロープを垂らして、懸垂で降りて掃除して、登り返しながらムーブを探ります。その時にビレイ・デバイスをハーネスに連結するカラビナのお話です。

BD・グリッドロック・スクリューゲート

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd01247

最近まで、BDのグリッドロックを使ってました。


しかし、このスクリューゲートは、閉め忘れると大変なことになるし、ロープが当たったりして作業中に開いてしまうことがあることも知られています。ヒヤリとしたことは幾度か。また、一人での作業は色々と神経をすり減らすもので、なるべく考えないとけないことを減らしたいところです。

ペツル・ウィリアム・トライアクト・ロック


そこで、ルートを登り始めた時に最初に買ったペツルのウィリアム・トライアクト・ロックを持ち出してみました。これは快適。スクリューゲートを閉め忘れることがないし、閉める作業がない分考えるべきことが減るし、ムーブ探りや掃除中に不意に開く可能性も(全くないわけじゃないかもしれないけど、ほぼ)ありません。支点構築用のビナも全部これにしたいくらい。


問題は、ムーブ探り中に不意にマイナー・アクシスになる可能性があることです。それが気になって、思い切って身体を動かせないし、精神的にも消耗するので何度も懸垂とムーブ探りを繰り返せず、結果的にムーブ探りの効率性が落ちます。この点では、マイナー・アクシス防止機構が付いたグリッドロックが優位です。

そこで、この両者の優れたところをどちらも備えたカラビナはないものかと、調べてみようと思いました。

カラビナの条件


僕がこの目的でカラビナに求めるものは、以下のとおり。

必須の条件として、


  • 1. スクリューを閉める必要がなく、自動で閉まってくれること
  • 2. 作業中にゲートが不意に開く恐れがないこと
  • 3. マイナー・アクシスが発生しないこと


追加的に欲しいものとして、

  • 4. ビレイ・デバイスをセットする作業が面倒でないこと


BD・マグネトロン・グリッドロック

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd01240


条件1、3は完璧。2がちょっと心配。ツイッターで頂いたコメントでは、経験なしとのこと。ロクスノのギアオタクでは問題なしと書かれてたような気がする。4はちょっと面倒。ビレイ・デバイスをセットするときにセパレーターからビレイ・ループが外れて、再度セットするためにゲートを一度開かないといけません。ゲートを開くのはとても簡単そうですけど。

エーデルリッド・HMSストライクセーフロック

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd00285


条件1は完璧。2も、改良されたのか、セパレーターがゲートに付いて二重ロックになっているので、不安はなさそう。ただし、セパレーターを上に跳ね上げる方式なので、ビナがビレイ・ループに向かって押されると、ビレイ・ループがセパレーターを押し上げて外れる可能性あり。その時にロックが解除されてゲートが不意に開く可能性が、ないわけではない。3も、ビレイ・ループがセパレーターを押し上げて開いてしまえば、マイナー・アクシスの可能性はあり。4は、セパレーターを押し上げるのが少々面倒で、ビレイ・デバイスのセット時の作業が一つ増えてしまいます。

グリベル・クレプサイドラK10Gツインゲートカラビナ

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd00366


条件1、3は完璧。エーデルリッドのスライダーロックと違ってセパレーターを押し下げる方式なので、セパレーターが不意に外れる可能性は低そうです。2も良さそうな気がする。4が不安。金色のゲートをビレイ・デバイスの穴に通さないとけなくて、普段使っているシンチとの相性が不明。セパレーターはビナ自体を引っ張るだけでビレイループが収まるので、いいです。

DMM・ビレイ・マスター2

http://dmmclimbing.com/products/belay-master-2/


ツイッターで教えてもらったビレイマスター2。条件1はイマイチ。スクリューゲートを自分で閉めないといけません。スクリューを閉めないとプラスチック部分が閉まらず、プラスチック部分が閉まってないことは一目瞭然だから、閉め忘れには気付きそうですけど。閉めるという作業をしたくないです。2は不安なし。3も不安なし。4はプラスチック・パーツを閉めるのが手間。しかもちょっと硬そう。

DMM・ライノ・ロックセーフ

http://dmmclimbing.com/products/rhino/


シンプルなのに意外と良いかもしれないと思ったのが、DMMのライノ。条件1はロックセーフを選択することで不安なし。2も全く不安なし。3はどうでしょう?4は完璧。もしこれが完璧に機能するなら、ツノを付けただけで全ての問題を解決してしまったことになるわけで、DMMすごい。

他に候補があれば教えてください。

追記

マムート・クラッグ・スマートHMS

https://www.mammut.ch/JP/ja_JP/B2C-Kategorie/Equipment/Climbing-Equipment/カラビナ%EF%BC%8Fエクスプレスセット/Crag-Smart-HMS/p/2210-01230-2540-1

ツイッターで教えてもらったマムートのビナ。スクリューゲートかと勘違いしてましたが、違いました。教えてもらったのとちょっとちがう現行モデルが多分これ。


条件1はまあまあ。ゲート自体は自動でロックがかかりますが、プラスチック部分を自分で閉める作業が必要です。プラスチック部分さえ閉じていれば、条件2は完璧。条件3も同様。条件4は、プラスチック部分を閉じる一手間が入り、完璧とは言えません。結局、プラスチック部分を閉じる作業をどう評価するかですね。

2017年5月2日火曜日

シャドーエリア

不安定な天気で、撤退が容易なところへということで、シャドーエリア。



「影の軍団」は、下部が盛大な染み出し。エイドで抜けて中間部以降は、過去最高の岩の脆さを体験しました。大正時代の手掘りのトンネルと同格。

シャドークラックは、表面は結晶がポロポロ落ちるけど、気をつければ大きくは崩れません。2度ムーブを探って終了。

たぶんまた行きます。

2017年4月30日日曜日

フラット・ホワイトday3

三日目のフラット・ホワイトへ。今回は一人です。

上からロープを垂らして、中間の前傾カンテから上のムーブ探り&プロテクション確認を2度。ハイステップ、スメアを多用する典型的なカンテの登りで、最高です。こういう岩を登りたかった。問題はプロテクション。かなりのランナウトの上に、体を横に倒してカンテの向こうを覗き込む不安定な体勢で、効いてるんだか効いてないんだかわからないカムをセットします。それも3回。その上でさらに核心ムーブがガツンと一発。

マスターカム黄

これを登る実力を、僕は備えることができるのだろうか?

謎。


2017年4月26日水曜日

フラット・ホワイトday2

シンクラックPを登った日、午前中はフラット・ホワイトでした。写真を見て興味を持ってくれたkonさんと一緒。

ルートの全長45mくらいか。2本のロープを連結してのTRを試みました。リップで擦れるのを避けるために支点を随分下に降ろさないといけないことも相俟って、いろいろイレギュラーで面倒ではあります。

下部10mは右から入ると5.8くらいのスラブ。プロテクションはクラックと立木から取れ、問題なし。

その上8mくらいはスラブと垂直の間。出だしがちょっと悪くてプロテクションも取りづらいところ。と思ってたら、ソージ・コーナーでも大活躍したホールド・デストロイヤーkonさんがホールドを破壊し、ムーブもプロテクションも怪しい感じになりました。リード時じゃなくて良かった。

次の12mほどの前傾したカンテのムーブが核心部になりそうな予感。垂直部にハンドサイズのカムを固めどりしたら、ランナウト5mほどで、半身がはみ出した怪しげなセットのマスターカム赤。さらに2mでまた半身がはみ出した怪しげなセットのマスターカム黄。さらにマスターカム紫。その上にC3赤がボンバーだけど、入れるとムーブができなそう。ここまでのカンテのパーミングで前腕はパンパンの予感。そこでやって来るハング越えの核心ムーブ。解明できませんでした。


次のセクションは傾斜の落ちたコーナーとカンテが10m。今回は触らず。

最後の5mはライン取り未確定。

という感じで、充実のルートになりそうな予感です。この岩には巨大な蜂の巣の残骸が多数。夏は危険地帯になりそうです。陽当たりも良すぎて暑いでしょう。狙うは次の冬ですね。

konさんはお気に召さなかった様子で、次回から一人になりそう。冬までにプロテクションとムーブをじっくり考えることにします。

追記
帰りはヒマラヤ酒折店でインド料理。カブリナンがなかなかよかったです。

2017年4月25日火曜日

シンクラックP、RP

昨年の秋から取り組んでいたシンクラックのプロジェクトに成功しました。 11日目でした。

初手の右手第一関節ジャムは効きが甘く、70点。強引に左足トージャムをきめて、手を進めました。結果的にはこの初手のジャムが核心ムーブです。初手に成功するまでに3日。 その後、上部のムーブを探っている最中に初手のムーブができなくなって迷走することになり、ついにコツを発見したのは、10日目。


続く右手の第一関節ジャムも厳しく、下から繋げると効きが甘くて、80点。抜けそうになるのに必死で耐えながらカムをセットしました。このムーブを発見したのは4日目でした。


次に来るのはこのクラックで唯一左手ジャムがきまるポイント。ここはロープにぶら下がってムーブを探る時はジャムがよく効くのに、下から繋げるとうまくはまりません。時間をかけて効きを高めます。それでも90点。


さらに続く右手第一関節ジャムは、本来は3回右手第一関節ジャムの中では一番の効き。しかし、これまた繋げるとうまくはまらず、効きは60点。完全にきめることは諦め、強引に左手を進めます。


棚を取ればムーブ的にはほぼ終了です。ここまでは直前のトップロープでの確認で成功していたので、自信を持って挑む事ができました。 しかし、下から繋げてのナッツのセットの体勢を確認しておらず、左手でセットしないといけないのに、バランスが悪く左手を離して安定してセットができません。左のギアループにつけたプロテクションを右手で取るという不測の事態。


ここからクラックは左上に続きます。ここでもまたプロテクション問題が発生。左手でセットしないといけないのに、左手を離せません。右手でなんとかセットしたものの、ブラインドのセットになり、一歩上がって覗き込んだら、クラックの中で完全に歯が開ききっていました。なんとかセットを修正し、上に抜けてRP成功。

この岩を発見したのは2016年10月のこと。いつものパートナー松氏とナメクジスラブにやって来た際に、スラブのあまりの難しさに心挫けて岩探し散歩に出た時でした。 尾根から一歩外れた岩の裏側に、このクラックは切れ込んでいます。尾根の上からはその姿は確認できず、何の期待も持たずに念の為と岩の裏側に回り込んでこのクラックを発見した時の驚きは、今も鮮明に覚えています。

実際に登ってみると出だしから極度に強度の高いムーブで、圧倒されました。それでもどうしても登りたくて、いろんな人にビレーをお願いしたり、一人でロープをフィックスして練習したり。一冬を越え、このためにトレーニングを積み、体重を5キロ落とし、シューズのフリクションが上がる暖かい時期を待ち、時間帯を選び、軽いハーネスに履き替え、プロテクションは最小限に絞り、チョークバッグはつけず、自分のクライミング能力を切れる寸前のゴム紐のように伸ばして、なんとか登ることができました。

この岩の発見のきっかけを与えていただいた方々、付き合っていただいた方々に感謝です。

「喜び讃えよ 主イエスは生まれぬ(Noel)」(5.12b)

クラックの経験が少なすぎてグレードのことは分かりません。5.12bとされるセンチュリー・フォー・カラーズは7日で登っていて、それよりも時間はかかっています。他方で、センチュリーは初日にムーブとプロテクションについて情報を得ていて、こちらは情報なし。しかも短い上に出だしが核心なので、登りやすいかもしれないとも思います。ということで、ひとまずセンチュリーと同じ5.12bということにしておきます。

このクラックにグレードをつけることになんの意味があるのかとも思いますが、その話はまた別の機会に。

英語名はNoelってことで、ノエルでもいいです。そういえば、シンクラック、シンクラックと言ってましたが、初手以降は右手は第一関節が入ったので、フィンガークラックです。

2017年4月20日木曜日

スーパー・レイン@海金剛

ようやく天気が許してくれて、行ってきました。スーパー・レイン@海金剛。おしのさんと一緒。


海からズドンと突き上げる白い岩壁。雲ひとつない好天に恵まれました。


見下ろすと荒波が打ち付ける海。ハング越えの最中に足元に目をやると、猛烈な風でドッカンドッカンと音を立て破裂する波が目に入り、緊張感が高まります。


全ピッチ登りきると、遠くに富士山の姿。最初から最後まで出来過ぎた岩です。

僕は2(樹林帯の上)、4(その上の上)、5(快適なテラスの上)の各ピッチをリード。リード、フォローとも全ピッチ落ちずに登れて、最高のパフォーマンスでした。

唯一の問題は風。快晴の一日で、暑すぎるのではとの心配もありましたが、強風のため極寒。途中からガクガクブルブル震えが止まらず、動けなくなるかと思いました。皆さんも気をつけて。

幾度もの雨天順延を繰り返し、結果的にはその度に良い事前トレーニングを重ねることができました。おしのさんにはアイスドールのオンサイトで自信を持って臨んでもらえたのではないでしょうか。3P目の斜めに伸びるシンハンドは難しくて、リードはなかなかのものだと思います。僕も、マルチのシステムとか、色々学んで成長させてもらいました。

ありがとうございました。

2017年4月17日月曜日

スラブ・エリア

少し前に探索して(再)発見したスラブ・エリアへ。

一緒に探索しNorlys氏、konさん、松氏の猫危篤離脱により合流したのりさんも一緒です。

登ったのは、長いコーナークラックの「ソージコーナー」(5.10a)。

一番手のオンサイト・トライは、クラックに詰まった乾いた砂をかき出しながらのクライミングになりました。中間部、左手のガバを砂の中から掘り出し、次の右手のハンドジャムを入れようというところが砂で埋まっていて、かき出している最中に左手が砂で埋まりました。ここで前進する力を失い、あえなくオンサイト失敗。実力不足です。


ワイドの手間の木の生えたテラスまでだったら、60mロープでロワー可。もしかしたら50mでも可能?その上のワイドは今回は誰も触らず、登ったら面白いのか、怖いのか。テラスまでは5人登ってかなり綺麗になったようです。

左のコーナーは丈夫で左のかぶった壁の手前のライトニング状のクラックを登るのが、サンダー・ボルト(5.10d)。僕は登りませんでしたが、こっちも面白いそうです。


4人登って綺麗になったよう。

最後はちょっと離れたところにあるかぶったクラックの様子見。上から懸垂で降りたら、大変でした。下から見るとそんなにかぶってるようには見えないんだけど、150度くらいの張り出し4mほどか。壁から離れてしまうから、懸垂でホールドを確認するのも一苦労です。


とりあえず、山梨のゾンビ・ルーフ(仮)と呼ぶことにしましょう。

ゾンビ・ルーフはあの傾斜と長さで5.13aとか5.12dとか書かれてます。こいつはそこまでの傾斜も長さもないので、5.13はないのかも。第一関節ジャムとか、オフフィンガーとシンハンドの間のサイズとかで、ジャミングは難しそうですけど、どうでしょう?僕は多分登りませんけど、konさんが乗り気だったのできっとやってくれるでしょう。

○追記
帰りは石和のインド料理「マハラニ」で晩御飯。豆サラダとチキンティッカ。予想をはるかに超える量で、大満足でした。

2017年4月9日日曜日

カンテで切れるロープ

先日の岩掃除で、避けることは難しいのですが、フィックスしたロープがリップで擦れて、気が気ではなかったです。というのも、1週間ほど前に、カンテでロープが切れる映像を見てしまったからです。

Ground fall - Michele Caminati from UKClimbing.com on Vimeo.

UKのElder Statementというルートで、Michele Caminatiさんが撮影中にフォールし、カンテにロープを盛大に擦って、ロープが切断されました。

映像はUKCによってアップロードされ、UKCのウェブサイトにはその報告もあります。
https://www.ukclimbing.com/news/item/71015/elder_statesman_and_a_ground_fall_for_michele_caminati

これによると、Caminatiさんは、3月27日にルートを完登し、その翌日に撮影のために再度岩場を訪れ、撮影中にフォールしたそうです。その際にロープが切断されグラウンドフォール。シェフィールドの病院に搬送されました。手首と踵の骨折の様です。Caminatiさんのコメントの概要は以下の通りです。「メットなしの10mmシングルで登ったら落ちてもうた。ハーフロープで登った方が良かったのかもしれんけど、まあしゃあないね。」

Elder Statementは、Curb Edgeというエリアにあります。Curb Edgeは、Peak Districtの東部に位置し、600ものルート・課題がある大きなエリアです。
https://www.ukclimbing.com/logbook/crag.php?id=21#overview

だいたいこの辺です。



UKCによると、Elder Statementは、2004年にSteve McClure氏によって初登されました。
https://www.ukclimbing.com/logbook/c.php?i=250816

その後、James Pearsonさんが第三登しています。
https://www.ukclimbing.com/news/item/67875/james_pearson_-_elder_statesman_-_hxs_7a

こちらがその時の映像です。最近のボルダリングのW杯に出てくるコーディネーション系の課題みたいなクライミングです。

James Pearson makes the 3rd ascent of Elder Statesman, HXS 7a, Curbar Edge, Peak District UK from Wild Country on Vimeo.

Jame Pearsonさんの第三登を伝える上記UKCのウェブサイトによると、初登者のSteve McClure氏は、カンテでロープが切れるリスクを認識し、太いシングルロープ3本で登ったそうです。その際の映像がこちら。



なお、Elder StatementにはHXSというあまり聞かないグレードが与えられています。これも上記UKCのサイトに解説があります。HXSは現在ではEと表記され、E1、E2とと数字をつけて細分化されています。今でもリスクの測定が難しいルートに付されることがあるとのこと。

今回の事故を受けて、BMCは早速注意を喚起する情報を更新しています。それによると、(1)エッジの鋭さはさほど問題ではなく、ガタガタしたエッジと高い落下係数がヤバい、(2)エッジにを跨がない様にロープをマネージすることが大事、(3)物質量の多い(つまり、太くて重くて密度の高い)ロープが切れにくいそうです。ダブルはいいけど、両方クリップしないと意味ないと、とも。
https://www.thebmc.co.uk/rope-shear-could-happen-to-anyone

なお、こちらが今回の事故に対する初登者のコメントです。
みなさん、気をつけましょう。

フラットホワイト、まずはお掃除

久々の単独登攀の覚悟を決めた週末、甲府盆地は小雨が降ったり止んだり。渓谷には終始霧が立ち籠めていました。

それならばと、かねてより気になっていたモービーディックの左のフェースを見に行くことに。濡れ落ち葉のアプローチを慎重に歩いて、岩の上まで1時間。

あたりをつけてロープを投げて降りてみると、大外れ。ずいぶん左のほうに出てしまいました。せっかく降りたからと、左のほうもよく見ると、こっちはこっちでトラッド・ルートにならなくもなさそう。軽く掃除をしてみました。


既成ルートの終了点は遺跡になっていました。


折れたRCCボルトもあります。

で、本題のフェース。



下から見上げた浅いカンテ状がやはり核心部で、15m弱。抜けそうなカムが入らなくもなさそうなところが3箇所はあった様に思います。NPで登るか、ボルトを打つか、試されますね。NPだったら、「5.12 NP R 40m」ってとこでしょうか。


上から見下ろしたところ。下部のラインどりに悩みますが、オールNPで行くなら右のやさしそうなクラックから入るのがいいか。核心部でボルトを打ってしまうなら、下部は直下の5.11dの既成のスラブから繋げるのが良いか。

吉田さんに倣って、とりあえず名前(仮)だけつけときます。フラット・ホワイト。

2017年4月5日水曜日

シンクラックP day10

暖かくなったってことで、ちょっとだけシンクラックの様子見です。10日目。

岩の上の気温は10度。数日前の雪が残り、岩の正面はもう少し気温が低そうです。上部も下りも雪が積もり、危険。クラックの中を冷気が降りてきます。


しかし、気温が高いぶん体が動くので、助かりますね。

わからなくなっていた初手のムーブをあれこれ考え、ジャムをきめるコツを発見しました。目から鱗。減量の効果もあるようです。

10日間で紆余曲折がありましたが、結局、この渾身のデッドポイントによるジャムをねじ込むことができるかどうかが、ルート全体の成功の鍵になりそうです。

初手のムーブを確認し、手をつけていなかった上部のムーブを探ったら、石和のミスドで仕事をして、帰宅。次に繋がるひと時でした。

2017年4月3日月曜日

ロックビーンズ

朝の散歩で水が抜けたか、体重63.8kg。

軽い軽い。

また難しい課題が登れました。

これから始まる2ヶ月のシンクラックPのシーズン、引き続き気合を入れて取り組みましょう。

マコ岩

楽しみにしていた岩の予定が雪で潰れ、しょうがないので、前から気になっていた岩を見に行きました。

マコ岩です。

白丸の魚道から上に歩いて最初の沢の階段を上がります。岩はその沢の右上にあります。しかし、沢は途中から急峻で歩けなくなるので、左の間伐された杉林を上がります。グイグイ上がって、右の尾根を一つ越えて、最初の沢に復帰したら、上に岩がチラチラと見えてきます。


こちらがお目当の「彼の娘に狂って」5.12aです(多分)。なかなか立派な薄かぶりのフェースです。ただ、残念なことに節理はなくカムもナッツも受け付けてくれないように見えます。少なくとも下から見た限りは。上に回って懸垂下降で確認しないことには、最終的な判断はできません。

また今度。


2017年3月30日木曜日

完登ルート&ボルダーのリスト - 2017年版

忘れないうちにメモ。ルートとボルダーの記録。☆は個人的なお楽しみ度。

2017年版。2017年3月30日更新。

○スポーツルート


ロックビーンズ

これまた久々のロックビーンズ。

ここのところ減量の効果が出てきてます。64.4kg。

僕の体重は、一番軽かったのが御岳で遼をやってた2012年末ごろで、59kgでした。そこから筋肉増量のために体重を増やして68kgまで増やし、2016年の年初から5月までにセンチュリー・フォー・カラーズを登るために54kgくらいまで減らしました。で、その後69kgまで増量して、今度は2016年12月ごろからシンクラックPのための減量をはじめ、64.4kgです。

ジムでは登る量は減らし、強度を上げていってます。触ったことのない色のテープ課題もやってみようってことで、茶色のテープ課題をやったら、初日で登れてしまいました。茶色テープなんて一生登ることはないに違いないと思って一度も触ったことなかったんですけどね。

軽いって素晴らしい。

ちなみに、増量中もスポーツ・ルートのグレードは順調に上がってたし、登れなくなったと感じたことは全くありません。メリハリが大事ってことで。

ところで、あの頃打ち込んでいた遼、未だに登れてません。

荻窪パンプ

ちょっと前の話し。

ずいぶん長いことジムには行ってなかったんですけど、夜に新宿で仕事ってことで、荻窪に行ってみました。移転後初です。

移転直後は、ボテにビョーン、ばっしーんみたいのばっかりだと評判が悪かったですね。で、僕はそんな課題を期待してました。実際行ってみると、ごく普通でがっかり。どれもこれも普通です。

最後の最後にようやくたどり着いたちょっと背伸びをしたグレードの課題が、巨大な丸っこいボテを強烈なビンタで叩くナイスなプロブレムで、大満足でした。僕が登るグレードの課題ではビョーン、ばっしーんさせてくれないようで、次回からは背伸びしたグレードを登ることにします。

で、その課題、巨大なボテのビンタは上に積もった埃をブラシで払うのが肝要と気付いた時にはすでに遅し。前腕がヨレヨレな上に、ボテで前腕をするので擦り傷だらけで痛みもマックス。あえなく敗退でした。

2年後くらいにまた行くと思います、多分。

2017年3月27日月曜日

モービー・ディックのお掃除&リップトラバース&スラブ

なぜだか記録を書くのを忘れてたっぽいです。ずっと前のこと。

一人でモービー・ディックをお掃除しました。RCCボルトは効いている様子です。


1P目の終了点はリングボルト二本に腐れスリング。両手は離せそうだけど顕著なレッジにはなっていないようなので、2P繋げて45mくらいを一気呵成に登ってしまうのが楽しいんじゃないでしょうか。そうなると、50mダブルロープでリード&フォローしラペルか、シングルでリード&フォローで上に抜けるか。2P目の終了点を確認していないのが不安要素。ロープの屈曲も考えると、50mで足りるかどうか。左の前傾壁の視察もしたいので、70mシングルで登って上に抜けて、左をラペルで確認して、ユマールして上に戻って、歩いて降りる、これが正解か。カンテをまたぐロープの流れがリスク要因。60mダブルがあれば問題ないけど、ないものはしょうがないです。

午後はY谷でリップトラバースday2。メンタルバトルで敗退です。スラブも厳しい。


2017年3月26日日曜日

岩探索から魂魄

昇仙峡で岩探索。シンクラックPの予定でしたが、気温が低すぎて中止です。夜から雪になったようです。

まずは長いクラック探し。偶然にもNorlys氏&まによん氏の助力を得て、捗る探索。


狙い通りに40mクラックを発見しました。フィンガーからワイドまで盛りだくさんの内容の予感です。掃除が必要か否かの境目ですが、上に回るのはちょっと大変そうなので、いきなりリードが正解か。初登者も掃除しながらフラッシュしたそうですし。


別のエリアにも足を伸ばして色々。短いコーナーからフレアしたフィンガーのスラブ。もろそう。


クラック2本。この辺りにはあと2本はあるっぽいんですけど、発見できず。また今度。


短いの。脆いか?

最後にロジャーさんの魂魄を登って終わり。ものすごく苦労したんですけど、ロジカルに考えればそうだよねって感じです。現代的で素晴らしい課題でした。足を斜面に擦っちゃったんですけど、とりあえず登れたってことにしときます。

ほとんど登らず、一日中歩きっぱなしでした。クライミングで強くなるだけが目的だったら、こんなことせずに既成のボルダー課題がいっぱいあるエリアに行って一日中登ってた方がいいんでしょうけど、クライミングにおいて価値を生み出すためには、自分の足で歩かないといけないんだと思います。いい岩を登るためにはとにかく歩くこと。いろんな人がそう言ってます。

さてさて、いいクラックをたくさん見てしまいましたが、これらをいつ、誰と、どうやって登るか、それが問題ですね。