2017年5月26日金曜日

クレプシードラに死角はない

比較検討した結果、クレプシードラをbananaしてみました。


唯一の懸念点は、クリックアップのセットと解除がスムーズに行くかどうか。予想通り、解除の際にゲートが引っかかることがあり、少々の配慮が必要。

でもそこまで大きな問題ではなく、その他の点では完璧に求められる条件を満たしています。

早速ロープソロに使いました。大満足。

探して日本で買うよりbananaした方が手っ取り早いと思って、それはその通りだったんですけど、ナナーズの隣のカラファテでも売ってました。おすすめです。

2017年5月25日木曜日

ザ・ラストリゾート@小川山

梅雨を控えて入ってきたニュース。ロジャーさんとSJさんが小川山でザ・ラストリゾートをチーム・オンサイト。


このルートのことはどこかで読んだことがあったなと思って、改めて調べてみると、素晴らしいという話ししか出てきません。

じゃあ行ってみましょう。

ロープ・ソロでリードし、2ピッチ繋げてオンサイトに成功しました。真ん中の木は掴んじゃいましたけど。

要所要所で休めるルートなので、2ピッチ繋げても難しさはさほど変わらないと思います。繋げる意味はほぼないです。

ただ、プロテクションの弾切れは怖いので、繋げることでその駆け引きをより楽しめたように思います。僕の悪いところは思い切りのなさ、ということを前に書きましたが、プロテクションの節約のために計画的なランナウトを繰り返すこのクライミングで、少しだけ成長できたような気がします。

2ピッチ繋げることのもう一つのいいところは、面倒じゃないってところでしょうか。ロープソロだと、アンカーの構築、登り、下降、ユマール、回収と色々やることがあります。ピッチを切るといちいち全部やらないといけなくて面倒なところが、ピッチを繋げると一回で済みます。作業を減らすことは、ミスの可能性を減らすことでもあります。

その程度のことです。

あと、一人で登るか、二人で登るか。

二人で登るのが断然オススメ。Thumbs upは一本より二本の方が楽しいです。


せめて天気が良ければ、上でコーヒー・ブレークを楽しめるのですが。

ビレーのシステムについては色々発見がありました。それは追い追い。

2017年5月19日金曜日

マッドロック

マッドロック

左手薬指の調子が悪いので、ノーハンド&左手右手ワンハンドクライミング、やってみました。

基本スラブです。

ノーハンドは自分に何ができて何ができないかがわからないので、課題の設定がまず難しい。


既成課題のワンハンドもなかなか。凹角のボリュームと壁に挟まってズリズリの得意系に持ち込んで、4級を1つ。

引き続き頑張ります。

○参考映像
ジョニー・ドーズのNo Handed Climbing

2017年5月17日水曜日

喘息持ちクライマー向け、カムのメンテナンス


動きが悪くなったカムはメンテナンスが必要でして、よく使われているオイル・スプレーをちょっと前までは使っていました。

どうせ初心者なので油の良し悪しが分かるわけでもなく、全く性能に不満はなかったのですが、オイル・スプレーは飛散したオイルを吸い込んじゃうんです。それが喘息持ちにはとても悪いです。当然ながら屋内では絶対ダメです。

そこで、メンテナンス方法を変えてみました。使う道具は、二つ。

AZ 狭所用オイラー 15ml 極細針ノズル付


AZ(エーゼット) CKM-001 超極圧・水置換オイル (オイル50ml)


極細オイル差しを使ってオイルをちまちま注入することで、飛散を起こさせず、吸入を防止します。多少なら屋内でもオッケー。

オイルの種類はいろいろあって、どれが良いのかわからないんですけど、参考になるのは自転車の人のブログです。彼らはクライマーよりはるかに過酷な環境に置かれています。今回選んだのは、水置換のオイルで、これはカムをザブザブ水で洗って、乾かす前に使うことができます。メンテナンスを一挙に済ませることができて、楽チン。

と、これでやったすぐ後に、シリコンスプレーがいいという話を聞きました。スプレーは論外ですけど、調べてみるとシリコンオイルも売ってるようで、いいかも。砂まみれ、苔まみれにしてカムを使う人には、汚れにくくていいのかもしれません。ただ、乾かしてから使わないといけないっぽいので、そこは水置換オイルに優位性あり。

ちなみに、オイルを注入するポイントはアイロンさんのブログに詳しいですが、加えて、以下の箇所にも入れた方がよさそう。


1. ワイヤーケーブルとカムローブの接続部(マスターカム等、繊維のものを除く)
2. 軸の外側

これでうまく行くでしょうか?

ジャミング・トレーニング法

左手フィンガージャムのトレーニング。


右手では綺麗に書けるのに、左手ではうまく行きません。

吉田式フィンガージャムの筋肉的なポイントは、深指屈筋と深指屈筋と骨間筋の連動、そして虫様筋の脱力。

二重丸を描く運動にはこれら全てが要求されます。

加えて、上腕と肩の脱力にも効果的。これをやると上腕と肩に無駄な力が入り、肩が凝ります。クライミングにおいても同じことが起こっているはずで、肩と背中の故障につながりかねません。

程よく力を抜いて美しい二重丸が描けれるようになれば、フィンガークラックのグレードが数字1つは上がることでしょう。

2017年5月16日火曜日

主観的でもいいんだよ

ボルダリングのグレード


ずいぶん前になりますが、ミキペディアさんがボルダリングのグレードについて書いて、とても面白かったです。先日、Noelと名付けたシンクラックPを登ったことで、グレードについて考えることがあったので、今更ながら取り上げてみたいと思います。

ミキペディア方式


ボルダリングのグレードの決定方法~前編:グレードの定義、前提となる考え~
 ボルダリングのグレードの決定方法~後編:難易度の構成要素~

グレードの決定方法に関するミキペディアさんの考え方は、僕がこれまで触れたことのないもので、とても興味深いものでした(と言っても、僕が触れたことがないだけで、みんなそう考えていたのかもしれないし、あるいはセッターの方々の間では共通の理解なのかもしれませんが)。その考え方は、以下の一節に端的に現れています。

理想的には「全クライマーがこの課題にチャレンジしたら何%のクライマーが完登できるか(もっと理想的には、合わせてアテンプト数がどのくらいになりそうか)」という思考実験の元に難しさを決めるべきだと思います。

非常にわかりやすい、極めて客観的な決定方法ですね。ちなみにこれは、ボルダリングのグレードに関する見解ですが、スポーツ・ルートやトラッド・ルートでも同じことがいえるでしょう(たぶん)。ということで、この見解に立って、Noelのグレードを考えてみたいと思います。

Noelのグレード


ここに書いた通り、Noelのグレードは5.12bとしています。これは、センチュリー・フォー・カラーズと同じくらいの難易度だからです。これは、僕が感じる難易度です。

では、ミキペディア方式ではどうなるか?

Noelの核心部は出だしで、フィンガーティップのレイバックからの第一関節ジャムが2発続きます。特に1発目の第一関節ジャムは、人差し指がギリギリ入るサイズです。僕の指はとても薄いです。普通の太さの指の人は、ジャミングできません。ここに指が入るクライマーは、男性では10人に1人もいないはずです。指が入らない人にとっては、ひたすらフィンガーティップのレイバックで、フットホールドもなく、超難しいはずです。しかも、プロテクションもとれず、短いけれども下地は悪いので、超危険です。他方、指の細い女性ならどうかというと、背の低い人は僕がスタート・ホールドとしているところに手が届きません。僕の身長は177cmで、僕の腕は日本人としては結構長いです。背の低い人は、スタートホールドに到達するまでに、さらに厳しいムーブが加わることになります。

このことからすると、Noelを登れる人はとても少ないはずです。ミキペディア方式を採用すれば、5.13は堅いでしょう。クラックとしてはもはや日本国内にはほとんど存在しないレベルのグレードです。

では、Noelに5.13というグレードをつけると、何が起こるでしょう?

僕と同じ身体的条件を持つ人にとっては、5.13というグレードを期待して登りに行ったら、実際には5.12b程度で、期待はずれと思うことでしょう。指が太い人は、5.13だと思って登りに行ったら、実際には5.14相当であったり、あるいは不可能であったり。背の低い人にとっても同様です。背が低くて指の太い人にとっては、何が何だかわからないことでしょう。いずれにせよ、5.13という数字が意味を持つ人は一人もいません。

グレードはクライマーに難易度を伝えるためにある(と僕は思っている)のに、5.13という数字は、誰にとっても正しく難易度を伝えることのない、全く意味のない数字です。客観的なグレードは、時になんの意味もない数字になってしまいます。

グレードが主観的とはどういう意味か?


ではなぜこのような事態が起こるのか。それは、グレードは客観的でなければならないという観念があるからだと思います。そして、グレードは客観的でなければならないという観念の背後にあるのは、グレードは主観的であってはならないという観念です。このことは、ミキペディアさんのブログを受けてのTwitterでのやり取りでも明らかになりました。



それでは、グレードが主観的であるとは、どういう意味なのでしょうか?

グレードが客観的であるべきと考える見解は、グレードが主観的であるとは、直感でグレードをつけることや、合理的な根拠を持たずにグレードをつけることを意味すると考えているようです。グレードに「主観が入る」という表現は、このことの現れです。

しかし、「主観的」には別の意味もあります。おそらく、グレードの主観/客観論争は英語圏から来ているものです。主観的の原語はsubjective。subjectiveには、「気分や好みに依拠する」という意味の他に、「subject(=主体)に関する」という意味もあるます。主体とは、ここでは個々のクライマーです。主観的なグレードとは、クライマーと課題やルートとの関係性に付けられたグレードと理解することもできます。身長170cm以上の人にとっては5.10で、それ以下の人にとっては5.10、といった丁寧な説明がなされた「主観的な」グレードが付されたトポが、かつてありました。間をとって5.10+という表記よりも、そのような「主観的な」グレードの方が、情報として価値があることは疑いようがありません。クラック・クライミングの場合にはその傾向はさらに顕著で、指の細さや手のひらの厚さで難易度は大きく変わってしまいます。グレードは人によって異なる、クラック・クライミングでは常識かもしれません(僕は経験が少ない上に、クラック・クライマーと話したことがあまりないのでよくわかりませんけど)。

客観志向の意味


翻ってみるに、ミキペディアさんがなぜグレードの客観性にこだわるのか。それは、ジムの課題としては、身体的特徴によって著しく難易度が異なる課題は良くないと考えられるからではないでしょうか(実際はそうなってない、いい加減なジムもありますけど)。誰が登っても同じような難易度に感じる課題を目指し、それが実現されるならば、「主体に関する」主観的なグレードと、登れるクライマーの割合を指標とする客観的なグレードは、一致します。そこでは、客観的なグレードは情報として価値を持ちます。

セッターによる客観的なグレードの志向は、誰にとっても同じ(くらいの)難易度になる課題を作って提供するという、セッターの意気込みの現れとみるべきでしょう。ありがたい限りです。

あ、絵を描くのを忘れた。

2017年5月14日日曜日

カンテで切れるロープ、の続き

カンテで切れるロープ(http://lowfatclibmer.blogspot.jp/2017/04/blog-post_17.html)の続きです。

山と渓谷社のクライミング・ネットが、Michele Caminatiのロープ切断によるグラウンドフォールを紹介しています。5月14日の更新です。


これを受けて、「今更?」と周囲では軽く盛り上がっています。僕も、今更?と思ったのですが、掲載手続きに時間を要するのではとのご指摘をいただきました。


で、他のメディアはどうかと調べてみると…

第一報は、レスキュー・チームでしょうか。事故の2日後、3月30日です。
https://www.facebook.com/edalemountainrescue/posts/1581494401879301:0

それから、いち早く報じたのが、planetmountain。Caminatiさんの地元メディアですね。3月30日。
http://www.planetmountain.com/en/news/climbing/michele-caminati-survives-gritstone-ground-fall-in-england.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

お膝元のUKCもかなり早く、3月30日のよう(コメント欄の日付から)。
https://www.ukclimbing.com/news/item/71015/elder_statesman_and_a_ground_fall_for_michele_caminati

カナダのGrippedも3月30日。
http://gripped.com/news/watch-grit-stone-whipper-cuts-rope-climber-decks/

英国BMCによる分析が、3月31日。
https://www.thebmc.co.uk/rope-shear-could-happen-to-anyone

ドイツkletternも3月31日。
http://www.klettern.de/news/sportklettern-bouldern/kante-schneidet-seil-durch.1677776.5.htm

スイス、LACRUXも3月31日。
https://www.lacrux.com/klettern/michele-caminati-ueberlebt-10-meter-sturz-nach-seilriss/

米国ROCK & ICEのweekend whipperが3月31日。
http://www.rockandice.com/weekend-whipper-video/michele-caminati-rope-cutting-ground-fall-elder-statesman

同じく米国、IFSCボルダリング・ワールドカップの独占放映権でけちょんけちょんに言われてたFLOCLIMBINGは3月31日。
http://www.floclimbing.com/article/54117-michele-caminati-survives-gritstone-ground-fall-after-rope-shears

さらに同じく米国のClimbingが、少し遅れて4月1日。
http://www.climbing.com/videos/video-arete-cuts-rope-resulting-in-groundfall-for-michele-caminati/

で、5月14日のクライミングネット、という流れ。

2017年5月8日月曜日

シャドー・エリア・その2

のりさんと再びのシャドー・エリア。「シャドー・クラック」をトップロープで。ムーブは下から全部つながりました。

終了間際に合流したセンチュリー組のじゅんさん。「やってみますか?」なんて誘ってみたら、トップロープでスルスルと。一度テンションが入ったものの、仕切り直しであっという間に登ってしまいました。僕が6手の複雑なムーブをこねくり回して登った核心部のルーフを、わずか2手で突破してました。これ、リードだったら気合いでオンサイトしてたかもしれません。ちょっと申し訳ないことをしました。


いいものを見て大満足。

帰りは酒折のエベレストヒマラヤ。これまた勉強になるお話がたくさん。いい1日でした。

人と登ること

人と登ると様々なフィードバックを得られ、成長に寄与することを、最近になって感じています。

ちょっと前の「影の軍団」では、珍しく僕がリードした後にフォローで回収してもらいました。そしたら、「フィンガーサイズのカムはタイトにきまってるけど、大きめサイズがゆるゆるです」と、のりさんからありがたいコメントをいただきました。キャメの3番がほぼ開ききっていたそうです。

言われてみれば、心あたりはありました。

4番がギリギリ入るか入らないかのサイズの時に、ユルユルの3番を入れてしまうこと、あります。

気をつけないといけません。頑張って4番を入れるか。そもそも3番と4番のサイズが離れていることに根本的な問題があるのだと思うので、3番を2本持っていくくらいなら、3番と4番の間のサイズのヘリウム・フレンズ4番を1本持っていくことにしましょう。


その他いろいろ、勉強になってます。

2017年5月5日金曜日

甲府ボルダー散歩

僕「レディー・ガガは本名じゃないんだよ。」

娘「え?どういうこと?」

僕「歌を歌う人は、歌を歌うとき用の名前をつけることがあるんだよ。」

娘「あ、デーモン閣下みたいな?」


諸般の事情により、GWの1日、娘二人を連れて出かけることになりました。まずは石和のジムでROCKCLIMBING第2号を入手。ありがたいことに近場のボルダー情報を得て、一同で向かいました。

岩質は好みです。しかし、到達したのは、魅力的なボルダー課題の一歩手前まで。山頂付近の東屋で富士山を眺めながらおやつを食べて、楽しいひと時を過ごしました。新緑の美しい、いいタイミングでした。同行者の意向により、岩に触れることなく下山。

また行きます。

懸垂・ビレイ用安全環付きカラビナを考える。

懸垂・ビレイ用安全環付きカラビナの正解は何か?

最近ますます一人でルートを探る機会が増えました。いきなりリードとはいかないことが圧倒的に多いので、上からロープを垂らして、懸垂で降りて掃除して、登り返しながらムーブを探ります。その時にビレイ・デバイスをハーネスに連結するカラビナのお話です。

BD・グリッドロック・スクリューゲート

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd01247

最近まで、BDのグリッドロックを使ってました。


しかし、このスクリューゲートは、閉め忘れると大変なことになるし、ロープが当たったりして作業中に開いてしまうことがあることも知られています。ヒヤリとしたことは幾度か。また、一人での作業は色々と神経をすり減らすもので、なるべく考えないとけないことを減らしたいところです。

ペツル・ウィリアム・トライアクト・ロック


そこで、ルートを登り始めた時に最初に買ったペツルのウィリアム・トライアクト・ロックを持ち出してみました。これは快適。スクリューゲートを閉め忘れることがないし、閉める作業がない分考えるべきことが減るし、ムーブ探りや掃除中に不意に開く可能性も(全くないわけじゃないかもしれないけど、ほぼ)ありません。支点構築用のビナも全部これにしたいくらい。


問題は、ムーブ探り中に不意にマイナー・アクシスになる可能性があることです。それが気になって、思い切って身体を動かせないし、精神的にも消耗するので何度も懸垂とムーブ探りを繰り返せず、結果的にムーブ探りの効率性が落ちます。この点では、マイナー・アクシス防止機構が付いたグリッドロックが優位です。

そこで、この両者の優れたところをどちらも備えたカラビナはないものかと、調べてみようと思いました。

カラビナの条件


僕がこの目的でカラビナに求めるものは、以下のとおり。

必須の条件として、


  • 1. スクリューを閉める必要がなく、自動で閉まってくれること
  • 2. 作業中にゲートが不意に開く恐れがないこと
  • 3. マイナー・アクシスが発生しないこと


追加的に欲しいものとして、

  • 4. ビレイ・デバイスをセットする作業が面倒でないこと


BD・マグネトロン・グリッドロック

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd01240


条件1、3は完璧。2がちょっと心配。ツイッターで頂いたコメントでは、経験なしとのこと。ロクスノのギアオタクでは問題なしと書かれてたような気がする。4はちょっと面倒。ビレイ・デバイスをセットするときにセパレーターからビレイ・ループが外れて、再度セットするためにゲートを一度開かないといけません。ゲートを開くのはとても簡単そうですけど。

エーデルリッド・HMSストライクセーフロック

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd00285


条件1は完璧。2も、改良されたのか、セパレーターがゲートに付いて二重ロックになっているので、不安はなさそう。ただし、セパレーターを上に跳ね上げる方式なので、ビナがビレイ・ループに向かって押されると、ビレイ・ループがセパレーターを押し上げて外れる可能性あり。その時にロックが解除されてゲートが不意に開く可能性が、ないわけではない。3も、ビレイ・ループがセパレーターを押し上げて開いてしまえば、マイナー・アクシスの可能性はあり。4は、セパレーターを押し上げるのが少々面倒で、ビレイ・デバイスのセット時の作業が一つ増えてしまいます。

グリベル・クレプサイドラK10Gツインゲートカラビナ

http://www.edgeandsofa.jp/fs/edgeandsofa/cat374/gd00366


条件1、3は完璧。エーデルリッドのスライダーロックと違ってセパレーターを押し下げる方式なので、セパレーターが不意に外れる可能性は低そうです。2も良さそうな気がする。4が不安。金色のゲートをビレイ・デバイスの穴に通さないとけなくて、普段使っているシンチとの相性が不明。セパレーターはビナ自体を引っ張るだけでビレイループが収まるので、いいです。

DMM・ビレイ・マスター2

http://dmmclimbing.com/products/belay-master-2/


ツイッターで教えてもらったビレイマスター2。条件1はイマイチ。スクリューゲートを自分で閉めないといけません。スクリューを閉めないとプラスチック部分が閉まらず、プラスチック部分が閉まってないことは一目瞭然だから、閉め忘れには気付きそうですけど。閉めるという作業をしたくないです。2は不安なし。3も不安なし。4はプラスチック・パーツを閉めるのが手間。しかもちょっと硬そう。

DMM・ライノ・ロックセーフ

http://dmmclimbing.com/products/rhino/


シンプルなのに意外と良いかもしれないと思ったのが、DMMのライノ。条件1はロックセーフを選択することで不安なし。2も全く不安なし。3はどうでしょう?4は完璧。もしこれが完璧に機能するなら、ツノを付けただけで全ての問題を解決してしまったことになるわけで、DMMすごい。

他に候補があれば教えてください。

追記

マムート・クラッグ・スマートHMS

https://www.mammut.ch/JP/ja_JP/B2C-Kategorie/Equipment/Climbing-Equipment/カラビナ%EF%BC%8Fエクスプレスセット/Crag-Smart-HMS/p/2210-01230-2540-1

ツイッターで教えてもらったマムートのビナ。スクリューゲートかと勘違いしてましたが、違いました。教えてもらったのとちょっとちがう現行モデルが多分これ。


条件1はまあまあ。ゲート自体は自動でロックがかかりますが、プラスチック部分を自分で閉める作業が必要です。プラスチック部分さえ閉じていれば、条件2は完璧。条件3も同様。条件4は、プラスチック部分を閉じる一手間が入り、完璧とは言えません。結局、プラスチック部分を閉じる作業をどう評価するかですね。

2017年5月2日火曜日

シャドーエリア

不安定な天気で、撤退が容易なところへということで、シャドーエリア。



「影の軍団」は、下部が盛大な染み出し。エイドで抜けて中間部以降は、過去最高の岩の脆さを体験しました。大正時代の手掘りのトンネルと同格。

シャドークラックは、表面は結晶がポロポロ落ちるけど、気をつければ大きくは崩れません。2度ムーブを探って終了。

たぶんまた行きます。